アーティスト「SHE IS SUMMER」 MICOの壁を壊す新しい挑戦とは

ミレニアル女性が子どもの頃憧れた職業でも、今憧れる職業でも上位に入っていた「アーティスト」。(SHE独自調査)今回は、実際にアーティストとして活躍しながら、表現の幅を広げるため、SHEでIllustrator・ロゴ制作を学んだ、ソロプロジェクトSHE IS SUMMERとして活動するMICOさんの「アーティストとして表現し続ける」ことのリアルや、それを実現し続ける根底に流れる、強くてしなやかな人生観についてお伺いさせていただきました。

SHE IS SUMMER プロフィール

エレクトロポップユニット“ふぇのたす”のボーカル“みこ”としてメジャーデビュー。2016年4月より“MICO”のソロプロジェクト“SHE IS SUMMER”として始動。同年8月に1st E.P「LOVELY FRUSTRATION E.P.」をリリース、リード曲「とびきりのおしゃれして別れ話を」は、YouTubeの再生回数が280万回を突破。ファッションアイコンとしても注目を集め、ユニクロ2018SS WEB CM「BRATOP どこまでもBRATOP&GO 篇」に出演、歌唱、デンマークスポーツブランド、”hummel”、”OUTDOOR PROCUCTS”などブランドとのコラボレーション、また、TV―CM『バイトデビューは「an」があんじゃん!』 で歌唱を担当するなど幅広い活動を行なっている。
2018年8月には、1st Mini Album「hair salon」をリリース、リードトラック「CALL ME IN YOUR SUMMER」は、YouTube再生回数が160万回を超え海外から注目も集める。2月には、”内田理央”主演”じぶん銀行”Webムービー「画伯探偵」とタイアップした新曲「君をピカソの目でみたら」を配信リリース。2019年5月15日に3rd E.P.「MIRACLE FOOD」のリリース、リードトラック「Darling Darling」が、 TBS 「王様のブランチ」5月度のED テーマとしてO.A中。また新作をひっさげて、大阪、東京でワンマンライブ「FOOD COURT」の開催も決定している。

生きる上で、”どれだけいい感情を生み出せるか”が大事

大原:MICOさんがSHEを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

MICOさん:小さい頃から何かを作ることがずっと好きだったんです。音楽活動をしている中でも、CDやグッズのデザインを考えるのがすごく好きで、ロゴも小さい頃から好きなんですよね。たった1つロゴがあるだけで想像が広がるし、シンボルがあるだけでワクワク感が違うんです。そんなロゴを自分でも作れるようになりたくて、SHEのレッスンを受講しようと思いました。

大原:作品を作るときのこだわりはありますか?

MICOさん:普通ではないものにしたい気持ちがすごく強くて、小さい頃からみんなと同じものを使いたくないと思っていました。

大原:みんなと違うことをすることに怖いと思うことはないですか?

MICOさん:怖さはないけど、コンプレックスに思うことはありました。でも周りに流されてコンプレックスに思ってただけだと気づいたので、今は自分が作りたいものを作れるようになりました。

仕事をするために作品を作る感覚になりたくないんですよね。日常生活で感じたことをアウトプットするために自分がいろんなことを体験して、感じることを大事にしています。

大原:自分の感情を作品で表現するということですね。

MICOさん:作品は商品として考えるのではなく、残しておきたいことを一番に意識していて、自分のためのようなものなんです。

大原:自分の感情を大事にしたり、作りたいものを作り続けられる人は少ないですよね。

MICOさん:どうしてなんですかね?悲しいなと思います。作りたくないものを作る方が大変な気がするのですが。

大原:頭で考えすぎちゃうと、どんどん自分の感情がわからなくなってしまうのかなと思います。

MICOさん:私も高校生の頃は余計なことまで考えすぎて大変だったんですよ。でもものすごく考えたからこそ、できることもあると思います。過去を捨て去っていく女だから、なにを考えてたか覚えてないんですけど(笑)

大原:最近、曲や何かを生み出すときに壁にぶつかったことはありますか?

MICOさん:悩みながら作るのは当たり前なんですよね。でも、最近はスランプほど壁にぶつかるようなことはないかもしれないです。
無理だなと思ったときは別に切り口があるはずだから、いろんな角度から考えるようにしていますね。諦めずに悩み通したら、必ずいいものに近づくと思っています。

大原:MICOさんが人生で大切にしていることはなんですか?

MICOさん:生活が豊かになることと、どれだけ良い感情を生み出せるかを大事にしています。自分の人生が豊かにならないなと思ったら、作品は作りません。

ぼーっとする時間も「その時間で作品作れるじゃん」と思われるかもしれないけど、やりたいことだからカットしないし、嬉しさや楽しさの良い感情を生み出し続けたいんです。

大原:自分の生活を豊かにすることをないがしろにしてしまっている人にアドバイスするなら、なんと伝えますか?

MICOさん:私たちの年代は昔より長生きするようになったし、思ってるより人生めちゃくちゃ長いですよね。だから今から諦めてたらしょうがないし、そんなに心配することないと思います。

悩んでいる友人に、私はこんな風に立ち直ったよと、自分の体験談を話しても「MICOだからそうなったんだよ」なんて言われて、上手く聞いてもらえないことが多いのですが、どうにかできると思って働きかけ続けない限りは、絶対にできなくなってしまうんですよね。私も実際にあり得ないと思ってたことがあり得たこともあるけど、それはどうにかすればあり得るんじゃないかとプッシュし続けたからだと思います。

グッズやロゴ制作など、表現の幅を広げるためSHElikesへ入会

SHElikesのIllustratorコース・ロゴコースを受講

大原:今回は、なぜSHElikesの受講を決意されたんですか?

MICOさん:昔から広告やデザインを見るのは大好きで、いずれグッズやロゴ制作も自分でやってみたいと思っていたんです。

最初は独学で身につけようと思って本を買ったんですけど、どこから手をつければいいのかわからなくて、結局続きませんでした。
そんな時に、知人からSHEのことを教えてもらって、一緒に学ぶ仲間がいたり、直接先生に教えてもらえるという点に魅力を感じ、受講することにしました。

実際SHEのレッスンは手を動かしながら学べるので、私にはすごく合っていました。
始まった時は、レッスンのスピードについていけるか不安も感じましたが、ちょうどいいスピードでとても勉強になりました。

これまでバンドのグッズを作るときなどデザイナーさんに無茶振りをしてきましたが、「こんなに大変なことをやってくれてたんだ」ということがわかってよかったです!(笑)

音楽はずっと独学だったけど、SHEのレッスンは仲間と一緒に学べて、自分では気づかなかったことに気づけるのがよかったですね。楽しかったです!

受講した1ヶ月後には、自身のライブグッズを制作

なんとSHEの講座を受講した1ヶ月後には、自身のライブグッズのロゴを作成されていました!

「私なんか」という気持ちを破った先は、すごく楽しい

大原:実際にIllustratorとロゴ制作方法を学んでどうでしたか?

MICOさん:ずっと音楽を続けている中で、「音楽をやりたいけど、私なんかが歌っていいのかな」と悩む人にたくさん会いました。その度に「何言ってんの、ダメとかないよ」と言ってたし、音楽に正解もなにもないのに、なんで「私なんか」と思うのかなと不思議だったんです。

でも、私も知らず知らずのうちに「デザインを私がやっていいのかな」と思ってたことに気づきました。

挑戦する前の壁はたった一枚だけで、「私なんか」という気持ちを破った先は、すごく楽しかったです。

デザインが本当に好きなことだったから、レッスンも課題も大変なことはなかったですね。

SHEで習得したスキルを活かして、これからも私が使いたいものや作りたいものを制作していきたいです。

大原:デザインをするときは時間を決めて作業しているのですか?

MICOさん:デザインをするときは、時間を決めずに、作業工程をどこまでやると決めています。どのくらい時間がかかるかわからなかったからその方法しかなかったけど、いついいものができるかわからないので、歌詞を書くときも同じですね。

大原:まさに今を生きているって感じでワクワクしますね!自分の作ったものに自信が持てない人が多いので、MICOさんのようにいいと思うものを信じられるのがまた強さの1つだと感じます。

MICO:私ももちろん「これでいいのかな」と思うことあります。でもそういうときは何か足りてない証拠だと思うから、フィードバックをもらって、ブラッシュアップしていきます。

シンガーソングライターのときは今よりこだわりが激しくて、人の意見が聞けなかったのですが、頑固だと世界が狭まるから良くなかったんですよね。

逆にふぇのたす(以前活動していたバンド)では、「誰かが私に似合うと思ってくれる世界観を演じてみよう!」と思っていました。「新しい自分になってみよう!別人になって楽しい!」という気持ちでした。

今のSHE IS SUMMERでは半々です。自分がやりたいことと、一緒に制作してくれる方から見える自分みたいなものが混ざり合っています。

だから、どんどん新しいことが生まれていくので、これからもSHE IS SUMMERのテーマでもある、”なりたい自分になっていく”ための作品を作っていければと思っています。

大原:MICOさんの今後の活動のビジョンは決まっていますか?

MICOさん:ツアーの東京公演の会場である、恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブをするのがずっと目標だったんです。実際にステージに立って見れる景色や、そこから感じるものがたくさんあるはずなので、すごく楽しみなんです。

今回SHEでデザインを学んで、物作りの見通しがよくなったからなのか、実は、次のアルバムの作りたいイメージもすでに浮かんでいます。

イメージと言葉と音楽はどこか繋がっている部分があるし、それを作っているのがSHE IS SUMMERなので、これからどうなるかまた楽しみです。

▶︎編集後記

「アーティスト」や「クリエイター」などのかっこいい響きに憧れを持つものの、「自分には才能がない」「なにから始めればいいかわからない」そんな言い訳が先行して、なかなか行動に移せない方は、どきっとすることも多いお話だったのではないでしょうか。

今回MICOさんのお話をお伺いして一番強さを感じたのは、絶対に悩んで終わりにしないこと。自分の中の「やりたい」「つくりたい」を大切にして、実現できるまで諦めず勉強と努力を続ける姿勢が、MICOさんの表現活動を支えているのだと学ばせていただきました。

一見「女の子らしくて、可愛らしい」印象の強いMICOさんですが、実際はいつも自然体で、強くて、時代の一歩先を突き進むかっこいいロールモデルでありながら、すごくフレンドリーでいらっしゃる本当に魅力的な女性で、これまで以上にMICOさんに魅了される取材でした。これからMICOさんが生み出されるものたちも、本当に楽しみにしています!

「私もロゴやIllustratorを学んでみたい!」というあなたはこちら。

【撮影】若月啓聡
https://puzzel.jp/

【執筆】伊藤美咲
Twitter
ステキな人やモノを広めるライターです。インタビュー記事やイベントレポートなどを書いています。

【取材】大原光保子
Twitter
女性が自分らしく熱狂して生きる世の中をつくるために、SHEを広め、個人では物語をつくっています。


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