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【青木想 連載 Only Oneなキャリアのススメ】自分を変える必要なんてない!「本来の可能性・力を発揮する3つの方法」

コラム

SNSが普及し、いわゆる‘‘成功者’’との心理的距離が縮まる昨今。

彼らの「さあ今すぐ自分を変えよう!」というメッセージを信じ、理想を実現するためには変わらなければ、と自分を追いつめている人も多いのではないでしょうか。

しかしそんな中、ベンチャー企業を支援する株式会社LoveableのCEO・青木想さんは、「自分を変える必要なんてない!」と言い切ります。

そこで今回は、理想を実現し続けている彼女に、自分が持っている可能性や力を発揮する方法について伺いました。

青木想(あおき・そう)
2007年3月 慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、同年4月に新卒で株式会社リクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)に入社。計数管理、事業戦略立案から法務、総務業務、サイト設計など、リクルートの企画職を全て経験。入社3年目と6年目に出産をし、キャリアの半分以上をワーキングマザーで過ごす。離婚を機に、自分のキャリアを見直し、2016年6月から外資系金融機関の営業職へ転職。初年度新人コンベンションで1387人中3位、女性営業マン1位を獲得。世界トップ1%の金融セールスマンだけが入会するMDRTに該当。天職と思える保険の仕事を通して、お金のことは全部相談できるという存在になりたいと想いと、リクルート時代の経営企画の経験を生かして、起業家支援をしたいという2つの想いから、2018年2月に株式会社Loveableを設立。
『あなたの愛すべき人生をいつまでもあなたらしく』をビジョンに、フィナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産形成を支えながら、情熱と高い志をもつベンチャー起業を中心にの経営支援に携わる。

 

「自分を変えたい…」

目の前のことがうまくいかないとき、なかなか自分らしい状態がわからない時に、たぶん誰もが一度は思うことです。

でも私は、本当に自分の可能性を発揮している状態を手に入れるためには、変わるというよりも、本来の自分らしさを失わせている要素を、一つ一つ捨て去り、手放すことが必要だと思っています。

そして自らの可能性を発揮できる場所を見つけて、そこにただ自分を置いてあげること、に尽きるのではないかと思っています。

自らの才能を開花させることは花を育てることに似ている

そもそも、私たちはみんな違った可能性や才能を持っています。

それは、まさに「世界で1つだけの花」の歌と同じように、美しい花を咲かせられるタネを持って生まれているようなものだと思うのです。

ですが、1つだけ問題があります。

残念なことにそのタネには、育て方がどこにも記載されていないんです。

どんな花が、いつ咲くかもわからなければ、それをどんな環境で、どうやって育てればちゃんと花が咲くのかもわからない。だけど、タネは持っていて、花が咲くらしいということは知っている。

自分の可能性や才能とはまさにそんなものだと私は考えています。

 

誰もが育て方のわからない花のタネを持っている。そのことにまず気づかないと、そもそも自分に花を咲かせられる可能性や才能があることに気づかない人もいるでしょう。

でも多くの人は、最初はきっと花が咲くはずだと信じて、とりあえずまずは土にタネを埋めて、陽の当たるところに置き、水をやります。なぜなら、周りを見たらみんなそうしてるからです。

これは、人に例えれば、うまくいっている人と同じ行動を、見よう見まねでまずはやってみる、という状況に近いと思います。とりあえず新卒で大企業に入社してみる。そしてまずは営業で仕事をしてみる、といった行動です。

これらの行動は、多くの人がそうしているから、と言う理由で選んでいる人がほとんどですよね。

でも、人の真似では芽が出ないことにだんだん気づくんです。おかしいな、これでは芽が全然出てこないぞ、と。

よく考えたら当然ですよね。発芽させるのはとても大変なことです。しかもあなたはその育て方すら知らないわけです。これは、とりあえず入社してみたけど、全くうまくいかない、ちっとも結果がでないという例に非常によく似ています。努力はたいてい、すぐに成果には結びつきません。

みんなと同じように陽の当たるところに置き、水をやっていても結果が出ないと、人はやがて「もう芽なんてでないんじゃないか」と育てることをやめようとします。

そんなときふと隣に目をやると、既に大輪のひまわりの花を咲かせている人がいる。なんだかとても羨ましくなるわけです。脚光という太陽をめいいっぱい浴びて、堂々と輝いているからです。

いいなぁ、なぜあんな風に花が咲くんだろう。しかもあのひまわりの花、とてもきれいだなぁ。私もひまわりになりたいなぁ、と思ってしまう…。

 

「自分を変える」とは、まさにこんな状態だとは思いませんか?

自分が持っているタネが実はチューリップなのに、必死にひまわりになろうとする。そして、気づくとチューリップのタネを、ひまわりの育て方で育てようとする。

自分と置き換えて、ぜひ考えてみてください。日常でもよくあるはずです。どうしてあの人はあんなに成功しているんだろう、なぜ結果を出せるんだろう。羨ましい。輝いて見える。私もあんな風になりたい。

そして、どうして私はあの人みたいに○○が得意にはなれないのだろう、とできない自分を責めてしまう。

 

だけど、羨ましがってひまわりを育てようとしても、チューリップのタネがひまわりのタネに変わることはないのと同じように、残念ながらあなたは、その人には絶対になれません。

とはいえ、チューリップもひまわりも、みんな美しいですよね。懸命に咲く花はみんな美しいはずです。その美しさを愛でて、「誰よりもチューリップの花は美しい」と言ってあげられるのは、他でもない自分だけだとは思いませんか?

 

どうしたら自分の可能性や才能を発揮できるのか?

誰もが才能や可能性という美しい花を咲かせるタネを持っているのに、隣の人が自分より早くその花を咲かせていると、羨ましくてつい自分を変えようとしてしまう。これが、私たちが変わりたい、と思ってしまう一番の理由です。

ではどうしたら、自分だけの花を咲かせることができるのでしょうか?

私は、そのために必要なことは3つしかないと思っています。「自分を受け入れること」「自分を信じること」そして「ひたすらに行動すること」です。

自分を受け入れる

まずは、自分がひまわりにはなれないと知ることが必要です。

花で例えるとシンプルですが、多くの人は、まず「受け入れる」という段階で止まってしまいます。なぜなら、時に非常につらい現実を受け入れることを意味するからです。

「受け入れる」とは、憧れと現実の違いを知ることかもしれません。私という存在は、どんなに努力しても、憧れのあの人と全く同じにはなれないんです。もちろん近くまでいけるかもしれないけれど、全く同じにはなれません。

また、受け入れることで、自分が思っている以上に自分は完璧ではないと知るかもしれません。こんな花を咲かせたい!とどんなに完璧にイメージしても、咲いた花は自分の思っていた花とは全く違うこともあるでしょう。

 

でもまずは、そんな自分を受け入れるんです。得意なことも苦手なこともある。好きなところもあるし大嫌いなところもある。だけど、それが自分であり、そのタネは変えられないんです。

もちろん努力でどうにかなるものもあります。でも芽を出すためではない努力を積み重ねても、決して芽は出てきてくれないのと同じように、苦手なこと、本質的に好きではないことを積み重ねても大した芽はでません。

だから、まずは自分を受け入れる。そして人との比較を止めることが大切です。

周りと自分を比べ、劣っているところを無意識に列挙し、できない自分を卑下する。そんな毎日から抜け出し、花が咲くタネを持つ自分をまずは受け入れましょう。

自分を信じる

次に、必ず私も芽がでるはずだ、きっと私だけの花が咲かせられるはずだ、と信じることが必要です。

人によっては、芽が出るまでに3年くらい土の中に置いておかないといけない人もいるし、水をあげすぎたら腐ってしまう人もいます。自分の可能性や才能は、そんなにすぐに見つけられないものです。

でも、自分だけの花が咲かせられるはずだと、誰よりも自分が信じない限り絶対に芽はでません。

花に毎日「きれいだよ、大きな花を咲かせてね」と声をかけると成長が進むといわれています。私たちも同様に、自分に毎日「頑張ってるね、きっと努力は報われるよ」と誰よりも声をかけることで、可能性の芽が出てきてくれるでしょう。

どんな時も、自分を信じてあげることがとても大切です。

ひたすらに行動する

自分だけの花を咲かせるために一番重要なのは、ひたすらに行動することです。

ある程度までは、人の見よう見まねで、経験を積み重ねられることもあります。

でも、あなたの「可能性」の育て方の本を作れるのは、あなただけです。似たような育て方はあっても、パーフェクトブックはないんです。答えをどんなに探しても、これが答えです、と書いてある本は売っていないことを知ってください。

だからひたすらに行動するしかないんです。

その最初は、やめる、という行動かもしれません。人の花を羨ましがって真似していた行動を止めてみる。人の花と同じ評価で自分の花を評価していたことを止めてみる。新しく行動するには、まずは今までしていた行動をやめ、新しく行動するための余力を作ることが何より重要です。

 

そうして、必要のない行動を整理したら、今度は本当に自分の可能性を開花させるために動いてみるのです。

あらゆる大輪の花を咲かせている人や、成功者に話を聞いてみるのもいいかもしれません。その中に、自分の才能を広げるヒントがあるかもしれないですよね。

自分と似ている人と出会えたら、その人のキャリアやスキルを参考にしてみるのはいかがですか? 同じ環境でずっと芽が出なければ環境を変えたほうがよいように、転職したり、職種を変えてみたり、自分自身の環境を変えるタイミングかもしれません。

既に花が咲いていると思うなら、どうしたらもっと美しく見えるか考えてもよいでしょう。これは誰かに、自分の良いところを教えてもらい、アドバイスをもらうことに似ていますよね。

また、自分から発信してもよいでしょう。私、こんな花咲かせています!と宣伝したら、誰かがあなたの花をもっと美しく見せる場所を教えてくれるかもしれません。

行動する、と聞くと、そのすべてが挑戦的で何か劇的な変化を伴うことだと想像しがちですが、決していつもチャレンジングで突飛な行動である必要なんてありません。昨日とちょっと変えてみるだけでもよいのです。

 

日々の小さな積み重ねこそが開花に繋がる

芽が出ないなら、とにかくあの手この手試してみないかぎり、答えは見つかりません。

自分の可能性を本当に開花させようと思ったら、やらなきゃいけないことがたくさんあるはずなんです。誰よりも真剣に、花を咲かせる方法を考えて続けなければならないわけです。とてもじゃないけど隣の花をながめて、いいなぁなんて呟いている暇なんてないはずですよね。

でも多くの人は才能のタネを土に埋めたまま、ため息をついています。行動1つ変えずに、芽が出ない土を眺め続けているんです。

だからもし、今自分の可能性が発揮できていない、と思うのなら、今回お伝えした3つのことをぜひ自分自身に問いかけてほしいです。

私は本当に、他人と比べることなく、自分だけが咲かせられる花を愛でようとしているだろうか?そして、花が咲くと誰よりも信じ、誰よりも開花させることに全力を注いでいるのだろうか、と。

そう思って毎日を過ごせば、必ず明日は土の中で変化が起きるはずです。

なぜなら、あなたが今羨ましがる大輪のひまわりも、そうやって誰よりも自分の花を咲かせるために努力していたことに違いないからです。

自分にもその日が来るはずだと、まずは今の自分を受け入れ、芽が出る日を信じて行動を続けていきましょう。

 

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