#週末布団映画館【第5回】「終わり良ければ総て良し」

コラム

1週間、おつかれさまでした。
ライターの野里和花(@robotenglish)です。

こちら「#週末布団映画館」は、週末、ベッドでごろごろしながらまったりと観て、憂鬱な月曜日にお布団を抜け出すちょっとの勇気をくれる映画を、がんばって一週間を乗り切ったあなたに届ける連載コラムです。

年末年始休暇がスタートする!という人も多いのではないでしょうか?
外は寒いし、人も多いし…こんなときこそ、ゆっくり布団やこたつでパソコンをつかって映画を観る時間が自分を癒してくれるはずですよ。

さて、1年の締めくくり。最後は笑って終わりにしたいので、今回は笑って元気が湧いてくる映画をご紹介します。

誰かと生きることって、面白い

突然ですが、会社の人間関係、うまくいっていますか?
学校で、周りの人たちみんなと仲良しですか?

人間にはそれぞれ個性があるので、集団の中でどうしても「合う/合わない」はうまれてしまいますよね。それは悪いことではないと思います。

人間関係がかみ合わないとき、ストレスを感じますよね。「なんで分からないの!」「この人、なに考えているんだか!」そう、こころのなかで声をあらげてしまいますが……
でも、いろんな人間がいて、合わないからこそ、自分自身が変化したり、相手に歩み寄ろうとしたり、そうやって新しい自分を発見できます。

人と生きるって、ときにめんどくさい、ときにしんどい、ときに投げ出したくなる、でも、面白い。

そんなことを感じられ、隣の席のちょっとヤな奴が可愛く思える……そんな映画が「ピッチ・パーフェクト」です。

映画「ピッチ・パーフェクト」あらすじ


音楽プロデューサーになることを目指し、日々、ひとりでパソコンとにらめっこして音楽制作に励むレベッカ。本当はいますぐ音楽業界に飛び込みたいけど、教授である父親の許しがでず、仕方なく大学へ進学する。もちろん、友人やサークル活動には興味なし。

しかしある日、シャワー中の歌声をアカペラサークル「バーデン・ベラーズ」のメンバーに聞かれ、アカペラサークルに参加することに。

そこには個性が豊か過ぎる新入部員たちが。部長のオーブリーから、厳しい指導を受けながらも、父親に音楽活動を支援してもらうためにも、おとなしくサークル活動に参加するレベッカ。

オーブリーは全国大会出場を目指して息巻いているが、個性がありすぎる部員がそろったため、歌の練習はうまくいかず、衝突ばかりが起きてしまい………。

違う人間と生きるからこそ、自分の良さは見えてくるもの

映画「ピッチ・パーフェクト」では、ひとりひとりの個性を声で表現しています。
自分の主張が強すぎる面々は、それぞれが魅力的な声をもっているのに、一緒に歌うと不協和音に。

しかし、様々な困難を乗り越え、本気でぶつかりあうなかで、だんだんと歌はひとつにまとまっていきます。

また、相手に向き合うことで結果として、自分自身と向き合うことになっているとも気付くはずです。
相手は自分をうつす鏡。

ひとりでいては気付くことがなかった魅力が、誰かと一緒に事を成すことで見えてきます。

最所は、あまりのキャラクターの強烈さに、観ていながらレベッカに同情してしまうのですが、そのうちそれぞれの登場人物たちが可愛く見えて、ラストの歌では思わず身体を揺らしながら歌に聞き入っていました。

バーデン・ベラーズの結束を目にすると、「あの人、合わないなって避けていたけど、ちょっとくらい話を聞いてあげてもいいかも?」とすこし素直になる気持ちが芽生えるでしょう。

「終わりよければ…」本気で向き合ったからこそ言えるセリフ

個性豊かなキャラクターたち、歌とダンス、笑い…様々な要素が重なりあってできている映画ですが、恋も見逃せません!

レベッカのお相手は、バーデン・ベラーズと敵対するアカペラグループ「トレブルメーカーズ」のジェシー。表向きは恋愛禁止の両グループにそれぞれ所属していながら、すこしずつ距離を縮めていくふたりが、とってもほほえましい。

ジェシーは映画音楽が大好きで、映画のエンドロールに情熱を感じています。「映画に興味がない」とシラけるレベッカに彼はこう言いました。

ending is best part.”

「終わりが一番いいのさ」
この言葉は、この映画の物語自体にもいえます。途中はどんなに散々でも、躓きながら喰らいついて頑張ったから、最後に笑える。

本気で向き合った彼と彼女たちだからこそ言えるセリフが、かっこいい。

2018年も、もう終わり。”ending is best part.”と言いながら、笑って今年を締めくくれるといいですね。

ミレニアル世代の仲間が欲しい方は体験レッスンへ↓

映画コラム連載 #週末布団映画館 過去記事はこちら

第1回「アバウト・タイム」
第2回「ヘア・スプレー」
第3回「そんな彼なら捨てちゃえば?」
第4回「エブリデイ」

文・写真・文字:野里和花


1993年鹿児島生まれ。
福岡の大学で哲学(恋愛や家族、性、死など)を学んだ後、語学留学へ。上京後、フリーのライターとして活動をはじめる。ブログ運営、SNS運用、イベント企画運営、講師業、コワーキングスペースの店長などフリーランスとしての活動は多岐にわたる。2017年秋にITベンチャー企業「株式会社Ponnuf」に入社。独立支援の田舎移住型Web合宿「田舎フリーランス養成講座」運営マネージャーを務め、全国を”旅する会社員”としてまわり、同講座を各地で開催している。
副業家(パラレルワーカー)でもあり、ライター/ブロガーとして、アフィリエイトサイトのライティングやオウンドメディアの編集、PR記事の執筆を行っている。
好きなことは映画観賞、ファッション、旅行、さんぽ、カフェ巡り、読書。将来の夢は夫婦で起業して田舎でスペース運営を行うこと。
Twitter:@robotenglish / ブログ:https://www.moguogu.com/

関連記事一覧

ライター育成します