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狂ったように、愛してる。~vol.2 人間の感情を まるはだか にできる空間~

コラム

とにかくスピードの早い現代では、感情の上下を思いっきり感じきっていると、”メンヘラ”扱いされる。

だからある程度の感情は、見て見ぬ振りされ、心の奥底に追いやられ、自分でも気づかぬうちに自分の感情が見えなくなったりする。

また感情の上下を味わいきることは、ある側面ではすごく疲れることで、できれば自分としても避けたい事態だと思っている人が多いように感じる。

そんな中、唯一人が理性を超えて、感情を感じ、発散できる場所がある。

それが “カラオケ” だ。

カラオケは、忙しない大都会で感情の美しさを再確認できる場所

言葉に出すには恥ずかしすぎるエモいセリフも、歌だったらすんなり受け止める事ができる。

ラブソングにハマる時、だいたいその歌詞の先には今恋する誰かがいたりして。
私は恥ずかしいことを恥ずかしげもなくできるタイプなので、好きな人とカラオケに行ったら、「今の私の気持ちを表した曲を歌います!」とか言ってど真ん中のラブソングを歌ったりする。

自分だけでは表せない感情や、心の奥底に隠した感情も、言葉を紡ぎ出すプロが生み出した歌詞さえあれば、自然と自分の心の中からのそりのそりと出現してくる。

「あー、私の中にはこんな感情があったのね。」なんて。


真っ暗な中で、聴覚の神経を研ぎ澄まして楽しむ感覚もすき。

想い出はすべて歌の中に。

想い出だってそうだ。
その時の感情をしまった歌を聞くだけで、その時の感情をすべてトレースすることができる。

仲間と一緒に戦った日々に聞いていた一曲や、失恋した後号泣しながら聴き続けた曲、卒業シーズンにみんなでよく口ずさんだ曲など、どれを聞いてもその時の情景がパッと浮かんでくる。

普段過去の想い出を振り返る機会なんて多くはないけれど、歌さえあればいつだって、昔のアルバムをめくることができるなんて、とっても素敵なことではないだろうか。

私は毎日を本当に全力で生きている。
だから後悔をすることは一切ない。

でもだからこそ、一瞬一瞬が宝物すぎて、どんな出来事も過去にしたくない。
仲良くなった人とは一生全員と仲良くしたいし、所属したコミュニティには一生所属し続けたい。

でもそんなことは不可能だから、私は昔の想い出の曲を聞くことで、いつだって大好きな数々の瞬間に戻ることができるのだ。

ちなみにこれまでの人生で最高に想い出の詰まった曲は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのソラニン。
当時付き合っていた人と別れた直後に二人でカラオケに行って、二人で熱唱した。
さすがにこの想い出を超えることはないと思う。

カラオケ好きが異常レベルに達して、最近はカラオケの録音をBGMにしている

私は歌そのものも大好きなのだけれど、曲の一つ一つと共にある想い出がもっと好きだ。

だから誰かと行ったカラオケは、私にとって大好きな歌と想い出両方が手に入る最上級の幸せである。

だからこそ、その瞬間に常に住んでいたい、常にカラオケのあの最高に触れ続けたい、そんな狂愛が生まれ、最近ではこっそり誰かと行ったカラオケを録音して、その音源をBGMに移動したり作業したりしている。

カラオケの瞬間は、たまに奇跡が起きる。

参加する一人一人の感情がその場に表出し、さらにその場で新たな幸せの感情がたくさん生まれたりする。

だから私はこっそりその場を録音機にすべて納め、こっそり宝物を増やしている。(怖)

( ※録音されるのがいやだからと言って、私とカラオケに行くことを断ったりしないでください。泣きます。)

【執筆】

SHEshares編集長 
大原光保子
上智大学社会福祉学科卒業(https://www.sophia.ac.jp/)「母と娘の関係/幸せの在り方」について研究。
「すべての女の子が自分らしく輝ける世界を作る」ために生きる。美容を通した国際協力を行う学生団体の立ち上げ、美容動画メディアの立ち上げ、ゼクシィ営業を経て、SHEに入社。夢は作家。
文章とウイスキーが大好き。
Twitter:@Sara25Mipo
退職エントリ:https://shares.she-inc.jp/posts/4771028
エモい自己紹介記事:https://shares.she-inc.jp/posts/4482913

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