「開き直っちゃってもいいんじゃない?」恋愛・結婚に悩むミレニアル女子たちへ、にゃんきちったーさんから贈る言葉

インタビュー

周りがどんどん結婚していくのに、自分はぜんぜんうまくいかない…

もしかして、このまま一生幸せになれないの?

「平成生まれ」なんてチヤホヤされてきた時期は過ぎ、気づけばミレニアル世代の女子たちも「アラサー」と言われる歳に。
恋も仕事も上手くいかなくて、漠然とした不安を抱えている人も少なくないのではないでしょうか?

そんなあなたの悩みや憤りを代弁してくれるのが、にゃんきちったーさん(@nyankichitter))です。

ブログやTwitterで20代の社会人女子が思わず共感してしまう恋愛ネタを綴っている「にゃんきちったー」さんに、今回はSHE編集部の山越栞がお話を聞いてきました!

にゃんきちったー
学生時代から長年付き合っていた彼と別れた後、恋愛で様々な経験をする。それらを元に、Twitterやブログで自身の恋愛観や仕事などについて発信している31歳。本業は、新卒からリクルートで働くバリキャリOL。Twitter(@nyankichitterBlog(http://nyankichitter.hatenablog.com/

 


目次

1.  現在のにゃんきちったーさんになるまで
2.  私でいいんだ。と思えるのに必要だったもの
3.  たった一人で抱え込んでいるあなたへ
4.  今抱えている悩みも、いつかきっと糧になる


1.現在のにゃんきちったーさんになるまで

山越:さっそくですが、気になっていることがあって…「にゃんきちったー」さんというお名前には、どんな背景があるのでしょう?

「オトナなのでワイン的なものを飲みながら対談します」

にゃんきちったー:もともと「にゃんきち」ってあだ名をいろんなところで使っていて、20歳くらいでTwitterを始めたときに、にゃんきちがTwitter(ついったー)をやるから、「にゃんきちったー」にしたんです。本当にそれだけ。(笑)実はすごく軽い気持ちでつけた名前なんです。

山越:ふむふむ、そもそもどうして「にゃんきち」さんだったんですか?

にゃんきちったー:子供のころ、妹が近所の野良猫に「にゃんきち」って名前をつけて可愛がっていたんですが、ある日引っ越すことになってしまって…妹がにゃんきちと離ればなれになってしまうことをすごく悲しんでいたので、「じゃあ、これからは私がにゃんきちになるにゃ!」って。(笑)にゃんきちと名乗るようになったのはそれからですかね。

山越:優しい〜!素敵なお姉ちゃんですね。
ちなみに、いつから今のようなツイートやブログ投稿をするようになったのでしょう?

にゃんきちったー:26〜27歳のころですね。当時、恋愛でいろいろあって。

山越:まさに今の私の年齢だ…何があったのか聞いてもいいですか?

「他人事ではいられない山越」

にゃんきちったー:私、25歳のときに8年間付き合ってた彼氏と別れて、そこから短命の恋愛を繰り返しちゃっていたんです。ブログをはじめたきっかけは.、長年付き合った彼の後に付き合ってた彼の影響なんです。その人は初めて付き合うようなタイプで。心理学とかで「回避性」っていうんですけど、思わせぶりなことをしてくるのに、近寄ると逃げる、みたいな。わかります?(笑)

山越:かなしいですが、なんとなく分かってしまいます。(笑)

にゃんきちったー:それで、その彼氏が勧めてくれた本があって。二村ヒトシさん著書の『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』という本なんですが、「どうして人を好きになって、執着してしまうのか?その理由を解き明かす」みたいな内容で、彼に勧められて読んだら、「お前(彼氏)のことやん!」と思って。(笑)

山越:ほう…。

にゃんきちったー:ブログは、その本の感想文を書くのに始めたんです。きっかけはそんな些細なことで、だから「書き続けよう!」とか思ってたわけじゃなくって。

山越:そういうことだったんですね。
でも、その後の記事はけっこう女性や恋愛のことを細かく分析して書かれてたりもしますよね。それって、どういう風に書くようになったんですか?

にゃんきちったー:世間へのあてつけみたいなものですね。(笑)当時はそんなふうにハードな恋愛を繰り返していたから、周りにとやかく言われることもよくあって。
20代半ばを過ぎるると、結婚した友人たちがなんとなくマジョリティになってきて、そんな風に安定していて幸せな人たちの意見が”正”みたいになるじゃないですか?

山越:たしかに同じように恋愛トークであれこれ盛り上がっていた友達同士でも、20代後半のいわゆる「結婚適齢期」になってくると、なんだか雰囲気が変わりますよね。

にゃんきちったー:そう〜。大多数の意見が正しいってなるけど、そんな風に決めつけられるのが嫌なんですよ。だから、飲み会の帰りとか、すごい悔しくて泣いて帰ったりとかしてて。(笑)

山越:え!どういうことを言われたんですか?

にゃんきちったー:たとえば数年ぶりに女の子の同期に会ったときのことなんですが、その子は今子どもが2人いて。「結婚した〜?」って聞かれたので、「してないよ」って答えると、「相変わらずまだくだらない恋愛してるの?」みたいな。(笑)

山越:おー…結構ズバッと。(笑)

にゃんきちったー:あとは、「ごちゃごちゃ気にしてないで次行こ!次!!」みたいなアドバイスにもモヤモヤしません?他人のことは冷静になってどうとでも言えるけど、言われた本人が相手を好きなうちは諦められなかったり、痛い目見るまでわからなかったり、同じ間違いを繰り返しちゃったりするじゃないですか。
そういうのって意外と誰も肯定してくれないし、結構バカにされるし、って思っていて。それに対する反骨精神みたいなものが、ブログを書く原動力になってたりします。

山越:なるほど。じゃあ、にゃんきちったーさんは、恋愛にまつわる憤りを文章にアウトプットすることで、成仏させてきたんですね。

にゃんきちったー:そうですね。ただそうなると、「またあいつTwitterとかブログとかでこじらせたこと書いてる!」みたくなって、ますますそういうキャラになっちゃうんだけど。(笑)

2.私でいいんだ。と思えるまでに必要だったもの

山越:結婚に焦っていたのって、どのくらいの時期なんですか?

にゃんきちったー:一番焦ってたのは26〜28歳ですね。それまで8年間付き合っていた彼が仏(ほとけ)すぎたので、あんな人もういないかもって後悔もしたり。

山越:ほ、仏…???

にゃんきちったー:仏のような彼氏だったんですよ。なんでも許してくれて、私の周りはみんな仏って呼んでたんです。(笑)だから、他の人と付き合うと全然うまくいかなくて。

山越:別れてから、恵まれていたことに気がついたんですね。

にゃんきちったー:その時期は恋愛が上手くいかないことにすごく焦ってましたね。

山越:「正しい恋愛をして、早く結婚しなきゃ!」みたいな感じですか?

にゃんきちったー:なんかね、結婚したいってよりかは、もう「あがりたい!」みたいな。

山越:あがりたい…?

にゃんきちったー:トランプの「あがり」ってあるじゃないですか。そんな感じで、「もうこれで最後にしたい!あがりたい!!」と超思って。(笑)

山越:ゲームなんてもう辞めたい!安心したい!って感じですよね。わかるかも。(笑)

にゃんきちったー:20代前半の社会人になりたてのころは、活躍している著名な女性の方を見て、「キラキラした女性になりたい!ああいう風になりたい!頑張りたい!」とか思ってたけど、結局26〜27歳ぐらいでプライベートが上手くいかなくなって…仕事のスピードも落ちて、いろんなことにブレーキをかけちゃった時期がありました。
やっぱり精神的に不安定だと、仕事にも打ち込めなくて。仕事でも思い描いていたようにはならなかったし、恋愛も思い通りにならないし、「わたしって、これからあとはもう老いて死ぬだけなんだなぁ」って思ってました。(笑)

山越:早すぎる!(笑)

にゃんきちったー:でも、つい1年前くらいまで本当にそう思ってたんですよ。元々自分への期待値がすごく高かったから。「こうやるんだ!と思ってたのに、そうなれてない自分が恥ずかしい!」と思ってました。自己肯定感がめちゃくちゃ低かったですね。

山越:「仕事で認めてもらいたい」っていう気持ちは強い方ですか?

にゃんきちったー:自覚はなかったけど、周りからはそう見えてたのかな。私、いまの会社がすごく好きなんですけど、2回目で受かったんですよ。

山越:2回目?

にゃんきちったー:1回目は落ちちゃって、就職浪人したんです。なんで落ちたかっていうのはわかっていて。面接のときに、「自分をどう見せよう…」と常に悩んでいたんです。要は「自分を出す」のがすごい苦手だったんですよ。だからすごい不安定な人に見えたんじゃないかなって。相手からしたら「結局どうしたいの?」みたいな。
自分をどう見せるか、考えあぐねてる学生なんて、大人はすぐわかるでしょ?

山越:うんうん、そうですよね。

にゃんきちったー:でもそのとき仏(のような彼氏)に、「等身大の言葉で自分を語れるようになれ」って言われたんですよ。それで、就職浪人をして、2回目で受かったんです。

山越:仏すごい…

にゃんきちったー:会社に入ったら、やっぱりすごい相性が良くって。宴会芸とかもめっちゃ頑張ったんですよ。そしたら「お前はいいな」とか「ガッツがあるな」とか言われて、初めて自己肯定感が生まれて、私でいいんだ、と思えるようになった。認められて、自分を受け入れられるようになったっていうか、自分を出せるようになりました。だから私の中で自己肯定感とは、等身大の自分を出せるってことだと思うんです。若いうちにたくさん挑戦して、小さなOKをもらって、自信をつけるっていうことが大事なのかな。

にゃんきちったー:今は自分の仕事に一定のベースができてきたので、今後は自分じゃなきゃできないこと、自分がやりたいことをもっとつきつめていきたいです。

山越:小さなOKを大事にして、ちょっとずつでも自己肯定感を育んでいったからこそ、次のステップが見えてきたんですね!

3.たった一人で抱え込んでいるあなたへ

山越:にゃんきちったーさんは、ご自身のブログやTwitterの読者の皆さんに何を伝えたいですか?

にゃんきちったー:そうですね…私、すごく好きな作家さんで「アルテイシア」さんという方いらっしゃるんですけど、その方がとても心優しい名言を残していて。
「ダメな男に引っかかるのは、優しい子だから引っかかるんだ、自分が誰かを騙そうっていう発想がないから」って。こんなふうに人を救えるような言葉を発信できる人ってすごく素敵だし、私もそういう風になりたいなって思うんですよね。

山越:相談に乗ってくれるお姉さんみたいな感じですね!

にゃんきちったー:恋愛の悩みって、本人にとってはにすごい深刻じゃないですか。でもそれって人生80年と考えたときに、めちゃくちゃ思い詰めることかっていうと、そうじゃない。私は、相談に対する答えは出せないかもしれないけど、「失敗しても絶対大丈夫だから!」って大きな声で言ってあげたいですね。大丈夫!って言われた本人が回復するわけじゃないんだけど、「最悪でも死なない!」みたいなことは分かるはず。(笑)あと、厳しめの恋愛アドバイスを聞くのも無駄じゃないんだけど、そのときに上手くできないからっていって、別に自分を責める必要もないと思います。

山越:なるほど…決めるのは自分ですもんね。すぐに答えが出せないからって、落ち込むことはないんですね。

にゃんきちったー:そうそう。いろいろ経験していくうちに、なんとなく「今だ」と思うタイミングってあるから。それまでは、もらったアドバイスを「自分の引き出し」にためておくだけでも、意味のあることだと思います。

山越:では最後に、SHE sharesの読者に向けて、20代後半を生き抜くためのアドバイスがあれば教えてください!それこそにゃんきちったーさんが恋愛で大変だった時期の年齢にあたるわけですが…

にゃんきちったー:たいしたことはあまり言えないんだけど、自分を責めたり、恥ずかしいとかは思って欲しくないですね。自分がそうだったからこそ、こじらせてるとか、恥ずかしいとか思わないで欲しいんです。反省は元気なときにするものだって名言があるけど、アラサーの心は基本的に元気じゃないから。(笑)反省はもうちょっと経ってからでいいんじゃないかな?って。

山越:自分を認めてあげたほうがいいってことですか?

にゃんきちったー:うーん、なんかね、開き直ってほしい!開き直るのが一番なんですよ。

山越:新しい…!

にゃんきちったー:よく「自分を認めてあげよう」とか「自分を大切にしてあげよう」とかって言うじゃないですか?私もそう書いてある本をいろいろ読んだし、人にも言われたし…でも「自分を大切にする」っていうのがいまいちピンとこなくて。

山越:「自分を大切にする」って言葉、ちょっとこそばゆいですよね。そういうこと言うとこじらせてるみたいだけど。(笑)

にゃんきちったー:そうそう。毎日お風呂の湯船ににピンクのバスソルトとか入れて、アロマキャンドルに火をつけて、ゆっくり半身浴して…そんなんで自己肯定感が育つんかい!つって。(笑)結構辛い恋愛をしている人が、安っぽいまとめサイトに出てくるような小手先の方法で、ご機嫌な気分になれないですよ。でも、みんなはそうやって「自分を大切にしよう」とかいうじゃん?「そういう女が愛されるんだ」みたいな。(笑)たしかに、自分のことが好きな人とか、自分に対して負い目がない人って、まぁモテるなってことはわかるんですけど、実際は難しい。

山越: はい、難しいですよね。バスソルトの例えすごいわかりやすいです。(笑)

「バスソルトの話題に盛り上がるふたり」

にゃんきちったー:それでね、いろいろ悩んだ末、一番手っとり早かったのが「開き直ること」だったんです。「自分を大切にする」よりも、こっちの方が潔くて気持ちよくできたんですよ。「開き直る」っていうのは、「覚悟を決めて、ふてぶてしい態度に変わる」という意味もあるそうなんですけど、この「覚悟を決める」というのがポイントかと。

山越:それすごい、たしかに、「辛いこともありますけど何か?」くらいのスタンスでいたらかえってかっこいいです。

にゃんきちったー:そうそう。状況は同じでも、ふてぶてしく開き直れば楽しい話になるんですよね。暗いのはやっぱりダメで、笑っていることは大切です。

山越:そんな風に開き直って、心に余裕を持てた瞬間に見えてくるものもありそうです。

にゃんきちったー:そうですね。私の場合は、なんかいつも自分を責めて暗かったなと。(笑)実際開き直ってからは、格段に楽になりました。

ブログにも、近いことを書かれていますね!

にゃんきちったー:例えば友達の一人が辛そうな恋愛をしてると、やっぱりみんな止めちゃうんですよね。みんな辞めなよって言って、その子はますます孤立しちゃう。
でも、本当は「気が済むまで行ってこい!」って、まずは肯定してあげるのがいいんじゃないかな。無理して乗り越えられるのなら、みんなそうしてるし。

山越:自分を否定しないでいてくれる場所があるって、すごく支えになりますもんね。

にゃんきちったー:それにね、結構早くに結婚しても、27〜30歳とかになると、最初の方に結婚した子が離婚して戻ってきたりするんですよ。「おかえり」みたいな。(笑)だから、人生の幸不幸は短期間では決まらない今辛い状況にあるのが人生全体にとって悪いことかっていうとそうとも限らないし、30代になってからは、「答えなんてない」って思えるようになりました。ゆっくりでいいから、すべてのアラサー女子が自分を責めないでいられるようになったらいいなと思います。

4.今抱えている悩みも、いつかきっと糧になる。

にゃんきちったーさんのお話を伺っていて、「恋愛は人を成長させてくれる」という言葉が頭に浮かびました。

20代後半になり、大人になったからこそ出てくる恋の悩み。
でもきっとこれも、今後さらに人生を歩んでいくなかでは貴重な経験になるのでしょう。

「あんなこともあったよね」と振り返られるようになるまで、今はにゃんきちったーさんの優しい言葉に奮い立たされながら、大変な日々も生き抜いていきたいものです。

さてさて、SHE sharesでは今後、にゃきちったーさんにご登場いただく記事も企画中です。
恋に悩めるミレニアル世代のみなさん、楽しみにしていてくださいね!

にゃんきちったーさん、ありがとうございました!

 

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