長期的なパートナーに求められる資質・コミットメントとは?【ミレニアル世代のパートナーシップ概論 #4】

コラム

パートナーシップ・コーチを務める塚越悦子の連載、【ミレニアル世代のパートナーシップ概論 】。

世代を問わず寄せられるお悩みのトップ3に入る「出会いがない問題」に対する回答として、ポピュラーな出会いの方法とそのメリット・デメリット、そして、良い出会いをするための行動量とデータ分析について、過去2回の連載でお伝えしました。

今回は、出会いからもう一歩進み、めでたく交際に至った場合に知っておいてほしい「パートナーとしての適性」の見極めポイントのひとつ、コミットメントについてお話しします。

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交際直後の「ハネムーン」時期

交際を始めた直後は、ふたりがお互いについて多くの事を知っていく時期です。

人によっては、この付き合い始めの期間が一番楽しく感じられるかもしれません。交際を始めるほどにはお互い気に入っていて、でもまだまだ知らない部分もあり、会うたびに新しい発見があり…。

最初のうちは、会う時間さえ確保できればデートのネタはいくらでもありますし、巡る季節と共にイベントがあったりして、時間があっという間に過ぎていくでしょう。

お互いについて知り合うとともに、カップルとして行動することに慣れてくると、相手の「パートナーシップについての考え方」が見え始めます。

ふたりが望んでいる関係とは?

たとえ結婚はまだ視野にいれていないとしても、長期的に交際を続けられるパートナーを求めている場合には、ある段階でその関係の本質について見極めておくことが大切です。

そもそもお互いに「1対1」での関係を望んでいるのでしょうか

これは、数年前までは「交際しているからには当たり前では?」と捉えられていた概念かもしれません。でも、パートナーシップの形が多様化してきている現代では、なんらかの形で言葉にして確認したほうがよいポイントだと思います。

英語では、お互いに相手とだけお付き合いする関係を “exclusive relationship”といいます。exclusiveとはこの場合は「他人を入れない」という意味です。

現時点ではほかの人もいなさそうだし、ちゃんと交際しているのだから大丈夫と安心するのではなく、将来にわたっても「1対1の関係」を希望しているのかどうか、話し合ってみることをお薦めします。

コミットメントはありますか?

「1対1」の関係をお互いに望んでいるという確認がとれたのであれば、次のステップは「コミットメントがある関係かどうか」を見極めることです。

あるダイエットジムの広告の「結果にコミット」というフレーズが有名になりましたが、この「コミットする」という言葉は、もとは英語のCommit(動詞)からきており、Commitmentはその名詞形となります。

コミットするとは、責任をもって約束を果たすというニュアンスの言葉です。パートナーシップにおけるコミットメントとは「あなたをパートナーとして大切にします」という強い約束です。

英語圏では「結婚はコミットメントだ」と言われますが、それは「パートナーシップがうまくいくように断固たる決意をもって臨む関係」という意味なのです。

交際期間が長くなってくると、時にはお互いにイライラさせられたり、相手について好きではないところも出てくるでしょう。

でも、その場合でも「コミットメントのあるパートナーとして一緒にいると決めた」からこそ、自分の気持ちと向き合ったり、相手ときちんとコミュニケーションをとろうとします。

一時の感情ではない、意思の問題

コミットメントがある関係とない関係は何が違うのでしょうか?

私は、それは「一時的な感情を優先するかどうか」ではないかと考えています。

そもそもふたりを交際に至らせたものは、「好き」という感情だったり、「一緒にいると楽しい」という気持ちであることがほとんどでしょう。

でも、「好きだから一緒にいる」だけでは、コミットメントとは言えません。「好きだから一緒にいる」は裏を返せば「好きでなくなったら別れる」ということにもなり得ます。

「一時的な感情」と言いましたが、言ってみればすべての感情は一時的なものです。生きていれば、いろいろなことに対してハッピーになったり悲しくなったりするのが自然な心の動きだからです。

コミットメントがある関係とは「あなたのことをパートナーとして選んだのだから、好きでいる努力をする」ということだと思います。

「心のおもむくままに、つきあったり別れたりしたい」という人は、長期的に安定しているパートナーシップには向かないかもしれません。また「好きでいる努力なんてしなくても、相性がよければ大丈夫なはずだ」と思う人は、周囲の長く続いているカップルに、ぜひ聞いてみてください。

本人たちが「努力」と認識しているかどうかは別としても、パートナーシップを円満にするための工夫を、双方がしているというケースがほとんどだと思います。

すぐにコミットできなくても大丈夫

「交際0日で結婚を決意」というカップルもたまにいますが、一般的には、双方がその関係にコミットするまでにはある程度の時間が必要です。

もし「あなたのことは好きだけれど、コミットできるかどうかまだわからない」と相手に対して思うのであれば、その気持ちには正直になってください。

いま交際している相手にコミットできるか、あるいは相手がコミットしてくれるかどうかは、長く交際をしていくなかで見極めていくことです。むしろ、最初にお互いを深く知り合うことに時間をかけることが、間違った相手にコミットしないコツでもあるのです。

お互いに納得するまで時間をかけて「カップルとしての私たち」を観察することをお薦めします。

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【ミレニアル世代のパートナーシップ概論】連載について

私は2010年に「国際結婚一年生」(主婦の友社)を出版し、国際結婚をしたい方や、既にされているカップルのご相談にのってきました。また、2016年に「異性の心を上手に透視する方法」(プレジデント社)を翻訳出版しています。恋愛や結婚、パートナーシップについてのご相談を受け、皆さんのお悩みについて一緒に考えて日々を過ごしています。

本連載は、ミレニアル世代のパートナーシップをテーマに、恋愛や結婚、そしてライフデザインについて書いていきます。

私の詳しい経歴等は、こちらのインタビュー記事をご覧ください。また「ラブ&マリッジ研究所」でも情報発信をしています。

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