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【青木想 連載 Only Oneなキャリアのススメ】「自分に向いている仕事がわからない」人へ

コラム

今回は、「自分に向いている仕事がわからない」まま、日々悶々と過ごしている方への対策法と心の整え方、がテーマです。

自分に向いている仕事をすぐに見つけられるなら、誰も苦労しないですよね。

でもなかなかそんな仕事に出会えないからこそ、悩んでしまう。特に20代は、まだ仕事経験も少ないですから、幾度となく、「本当にこれは自分に向いている仕事なのだろうか?」という問いが押し寄せてくるのではないでしょうか?

今回はそんな方のために、具体的な対策方法を少しでもお伝えできればと思っています。

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そもそも「向いている仕事」の定義とは?

まず、具体的な対策を考える前に、そもそも「自分に向いている仕事」の定義を決めることがすごく難しいと思います。

仮に、自分に向いている=提供価値が高い、と定義するのであれば、プロフェッショナル=その仕事に向いている人、ということになります。

でも、プロフェッショナルと呼ばれる人たちが、実際に「自分はこの仕事に向いている」と思っているかどうかはまた別の話だとは思いませんか?

 

ちなみに、私は経営企画という領域で起業していますが、数値管理やExcelの作業に私よりも向いている人はたくさんいるでしょう。少なくとも、経営数字を扱うという領域では、会計士や税理士というその道のプロフェッショナルもいるわけです。

でもそういう人たちは、私のように経営企画として起業して、ベンチャーの経営者を応援したい、なんて言わないかもしれないですよね。

もし今の仕事が私に向いているなら、数値管理の側面ではなく、対面で経営者と話をして課題を引き出す仕事こそが向いているのかもしれません。そう考えると、仕事そのものが、非常に多面的な要素で成り立っていると思うのです。

 

例えば、営業という職種を1つ取っても同じことが言えます。

顧客のところに出向いて話すことは好きだけど、クロージングをして売るのはすごく苦手で、売上目標を追うことにも興味がわかない、という人がいたとします。

今の営業では結果を出せないとしても、新規開拓の営業ではなく、既存顧客の単価アップが仕事であれば、「出向いて話すことが好き」という面を活かして結果を出せるかもしれません。また、売上目標ではなく、お客様満足度の向上が目標であれば、どんどん評価が上がるかもしれません。

つまり、この人が本当に営業に向いていないかどうかは、どんな顧客に、どんな手法で売り、それがどう評価されるかによっても、全く異なるのです。

そう考えると「向いている」という概念自体がとても曖昧であることに気づくはずです。

 

なぜ「仕事の向き不向き」を考えてしまうのか?

「向いている」という概念自体がとても曖昧にも関わらず、なぜ向いている仕事を探そうとしてしまうのでしょうか。大事なのは、なぜそれに悩むのか、という部分です。

自分に向いている仕事がわからずに悩んでいる状態では、少なくとも、今している仕事は向いていると思えないはずです。そして楽しいとも思えないのでしょう。

なぜなら、今の仕事に向いているという満足感があれば悩まないですし、楽しければわざわざ立ち止まって向いているのかな?なんて考えないからです。

 

では逆に、自分に向いている仕事をしているときは、どんな状態なのでしょう。

向いているかどうかを考えるとき、具体的にそれは誰が何をしている姿と比べているのでしょう。

また、何をしている時の自分と比べて、向いていないのではないかと思うのでしょう。

そこにヒントがあるとは思いませんか?

つまり、「向いている仕事をしているときの自分がどんな状態なのか」が明確にならないと、自分に向いている仕事には出会えないんです。

ゴールがないのに探し続けても、いつまでたっても答えは見つからないですよね。

だから、まずは自分が向いている仕事をしている状態を明確にすることが大事です。

 

向いている=好きな仕事で価値を提供できている

実は私は、「今の仕事が向いているかどうか」を考えたことがないんです。

今の仕事より向いている仕事もあるのかもしれません。でも、少なくとも私は、今とても幸せに仕事ができています。

それはきっと、今の仕事が好きで、かつ仕事を通して顧客に価値を提供できている実感があるからだと思うのです。

ですから、もし私が向いている仕事の定義をするのであれば、好きな仕事かつ価値提供できること、です。

だからこそ、私は向き不向きを考えるのは難しいと感じます。なぜなら、「好き」は自分の感情だからわかりますが、「価値を提供できているか?」は、本質的には他者が判断するからです。

 

だから私は、向き不向きはそもそも自分が決めることではなく、周囲がその人の働きぶりや結果を見て、「あの人はあの仕事に向いているね」と判断するのではないかと思っています。

少なくとも、他人は結果を出していない人の仕事を向いている、とは評価しないですよね。

私が起業した経緯も、決してこの仕事が向いていると思ったからではなく、自分の経営企画の知見を話した際に、起業家の方にぜひ力になってほしいと言ってもらえた経験があったからです。

自分が力になれることがあるなら、経営企画の仕事でも価値を生み出せるかもしれない。それならやってみようかな、と思ったことがきっかけでした。

ですから、私にとっては向いている仕事を見つけたというよりは、自分の価値を発揮できる場所を見つけた、という表現のほうがしっくりきます。

もしかしたら他人は、そんな風に価値が提供できる場所で楽しそうに仕事をする私の姿を見て、「青木さんはこの仕事に向いてるね」と言うかもしれませんよね。

私の場合は、好きな仕事で価値を提供できている状態」が向いている仕事の定義です。これが本当に向いている仕事の定義なのかはわかりません。

でも、好きで価値が発揮できていれば私は楽しく働けるんだ、と気づけたのは、色々な人に出会い、様々なことを試し、起業までしたからこそわかったことです。

ですから、「向いている仕事をしている時の自分は、いったいどんなことができていて、どんな働き方をしているのか?」がわからないのであれば、まずは行動してみることが大事だと思います。

なぜなら、今の自分の経験と、自分の視点では定義できない、というのが「自分に向いている仕事がわからない」と悩んでしまう理由だと思うからです。

 

そのための手っ取り早い方法は、今自分が任されている仕事で、自分よりも向いているな、と思う人に話を聞いてみることです。

今の仕事をすることになった経緯や、成果を出している人なら、なぜ成果を出せるようになったのか、初めてその仕事をした時から、向いているなという感覚があったのか、など、詳しく聞いてみるとよいでしょう。

そうすると、もしかしたら傍から見た印象とは全く違って、本人は意外と向いている仕事をしている意識はないかもしれません。また、最初から得意だった仕事とは限らないかもしれないです。

 

他にも、自分はこれが向いているのではないか、と思えることを、副業でもよいので実際にやってみるのもよいと思います。実際にやってみることで、思わぬ才能に気づくかもしれません。

人に聞いたり自分でやってみたりする中で、向いている仕事をしている状態が少し明確になったら、その理想に近いことをしている人に会って直接話を聞いてみるのもよいでしょう。

とにかく、自分が想像したり、こうなんじゃないか?と立てた仮説を、検証しに行ってみるのです。

インプットを増やして、自分の中での「向いている仕事をしている状態」をどんどん明確にしていくことが大事なのではないかと思います。

 

本気で取り組まないと向き不向きはわからない

自分が向いている仕事をしている状態が明確になれば、それが今の仕事と比べてどうなのかを判断することができます。

ここまでくれば、できることは2つです。理想の状態とかけ離れているなら、今の仕事をやめる。判断に迷うなら、もう少し続ける。

向いていないことが明らかなのであれば、すぐに仕事を変えましょう。自分に向いていない上に、もし好きでもないのであれば、そんな仕事に費やす時間ほどもったいないものはありません。

 

でも、転職するのに迷うのであれば、ぜひ一度は、「私は今の仕事にどこまで本気なのだろうか?」と自分に問いかけてほしいなぁと思います。

なぜなら、本気で取り組んでいないのに、向いているかどうかを判断することはできないからです。

向いている仕事をしているすべての人が、本当に最初から向いている仕事だと思ってそれを選んでいたのでしょうか?

最初はその仕事をやらざるを得ない状況の中で、ひたすら本気で向き合った結果向いていることに気づいた、なんて人もいるはずです。

ですから、もし自分に向いている仕事がわからないなら、目の前の仕事に全力投球してみてください。

 

本気で取り組んだ結果、「あぁやっぱり向いてなかったな」とわかったとしても、その経験はいつか、あなたが本当に向いている仕事に出会った時に思わぬ形で役にたつかもしれないです。

あれこれ試してみることが、自分に向いている仕事に出会う一番の近道なのではないかと私は思っています。

トライ&エラーを恐れずに、ぜひ天職を見つけてほしいです。

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青木想(あおき・そう)

2007年3月 慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、同年4月に新卒で株式会社リクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)に入社。計数管理、事業戦略立案から法務、総務業務、サイト設計など、リクルートの企画職を全て経験。入社3年目と6年目に出産をし、キャリアの半分以上をワーキングマザーで過ごす。離婚を機に、自分のキャリアを見直し、2016年6月から外資系金融機関の営業職へ転職。初年度新人コンベンションで1387人中3位、女性営業マン1位を獲得。世界トップ1%の金融セールスマンだけが入会するMDRTに該当。天職と思える保険の仕事を通して、お金のことは全部相談できるという存在になりたいと想いと、リクルート時代の経営企画の経験を生かして、起業家支援をしたいという2つの想いから、2018年2月に株式会社Loveableを設立。

『あなたの愛すべき人生をいつまでもあなたらしく』をビジョンに、フィナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産形成を支えながら、情熱と高い志をもつベンチャー起業を中心にの経営支援に携わる。

https://loveable.co.jp/

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