自分を見つめ直す「ライフキャリア」って知ってる?

副業・フリーランス

近年、人々の健康寿命が延び、「人生100年時代」と言われています。それだけ長く生きるなら、社会的な役割を全うしながらも生き生きと自分らしく、豊かな生活を送りたいですよね。

しかし自分らしく生きるためには、まず自分を知る必要があります。

今回は「ライフキャリア」という概念から、自分が1人の人間として何を目指し、社会の一員として何をするのかを再度見つめ直してみましょう。

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ライフキャリア=生涯におけるすべての経験

ライフキャリアとは、仕事だけでなく家庭生活や地域との関わり、趣味の活動など、生活全般において生涯にわたり果たす経験の積み重ねのこと。

とはいえ、「キャリア」という言葉を「お金を稼ぐための労働」と捉えている人は多いですよね。

たしかに、狭義のキャリアは「経歴」などを指します。

しかし、広義では「生涯にわたる個人の人生・生き方と、その表現の仕方」つまり「人生でその人が積み重ねてきたすべての経験」を指すのです。

今後どのように生きていきたいかを考える際には、仕事の経歴としてのキャリアだけではなく、もっと視点を高くして「自分がありたい姿」を見据えることが重要となります。

自分のキャリアを見つめ直せる「ライフキャリア・レインボー」とは

しかし、「自分がありたい姿」とひとことで言われても、具体的にイメージするのはそう簡単ではないですよね。

そこでオススメなのが、「ライフキャリア・レインボー」です。

ライフキャリア・レインボーとは、1950年代に米国の教育学者であるドナルド・E・スーパーが発表したキャリア理論です。

年齢・場面(ライフステージ)・役割(ライフロール)を組み合わせ、上の図のように虹の形にしたもの。キャリア理論の「古典」とも称され、時代が変わった現在でも、多くの国や地域で応用されているのだとか。

ライフキャリア・レインボーの使い方

まずは、1番外側の数字を年齢と考えて、役割ごとに「何歳から何歳まで担うのか」を色付け していきます。ポイントは、‘‘どんな時でも複数の役割を担っている’’ということです。

「子ども」の次は「学生」、そのあとは「職業人」、それが終わったら「配偶者」のように、役割が区切られているわけではありません。

たとえば「子ども」と「学生」、「職業人」と「配偶者」など、ほとんどの人がどんな時でも複数の役割を担っており、それらは相互に影響し合いながら発達していくのです。

次に、現段階で担っている複数の役割のバランスをみます。今「職業人」「親」「配偶者」を担っている場合、仕事に追われて家族団らんの時間を作れているか、きちんと子供や配偶者と向き合えているか、思い出してみてください。

わたしたちのキャリアは、5つのライフステージと8つのライフロールに分けられ、一生涯を通じて発達・発展し続けます。

ライフキャリア・レインボーを使う際は担う役割のバランスを振り返り、自分のありたい姿を見据えて調整していきましょう。

この後の説明を読んだら、実際にライフキャリア・レインボーを作り、どんなライフキャリアを歩みたいのか描いてみてください。役割の比重を、塗りつぶす帯の高低で表すのも良いでしょう。

5つのライフステージと8つのライフロールの詳細は、のちほどご説明します。

ライフキャリア・レインボーの構成要素

ライフキャリア・レインボーは、

  • 5つのライフステージ(時間軸)
  • 8種類のライフロール(役割)

の2次元で捉えます。

役割を果たすための14の価値観もご紹介しますので、どのライフステージでどの価値観のもと役割を果たしていきたいのか、ぜひ書き出してみてくださいね。

5つのライフステージ

ライフステージとは、年齢に伴って変化する生活段階のこと。段階の発達課題に取り組む過程で人間的な成長を遂げ、生活に対する要望も変化していきます。

  1. 成長段階(0~15歳)
    学校生活や家族との関係において自分を形成し、どういう人間かを知る期間。また、「仕事」に対する積極的な関心を養い、働くことについての意味を深める。
  2. 探索段階(16歳~25歳)
    引き続き学校や家庭での生活、仕事において実践と失敗を繰り返し、成長する期間。それらを通じて、生涯の仕事を模索する。
  3. 確立段階(26歳~45歳)
    仕事へのビジョンが明確となり、その仕事での自己の確立を図る期間。
  4. 維持段階(46歳~65歳)
    これまでに得た経験、達成した地位や優位性を保持する時期。保守的になる場合も。
  5. 下降段階(65歳以上)
    諸活動を引退する時期。また、セカンドライフを謳歌する時期。

8種類のライフロール

ライフロールとは人生のそれぞれの場面で果たす役割を指し、ほとんどの人が複数の役割を担っています。

  1. 子ども:家庭の中で保護され、親との関係における未熟な自分。成長に従い、この役割から離れます。
  2. 学生:主に小学校~大学の「学業」という役割。働きながら夜間に学校へ通っている人は、学生の役割も兼ねています。
  3. 職業人:アルバイト・会社員・自営業など働くことをすべて含めて「職業人」といいます。
  4. 配偶者:夫・妻の役割。法律上の夫婦でない場合も、生活を共にするパートナーとしてこの役割を得られます。
  5. 家庭人:親元を離れてから始まる役割。家族の一員として、家庭生活を保ち続けるために担います。例えば掃除や洗濯、食事作りなど、日々の生活に必要な活動をします。
  6. 親:子どもを持つと「親」の役割が加わります。子供に対し養育する義務を負い、最低限の生活の保障・教育を行います。
  7. 余暇人:趣味やスポーツなど自分の好きなことを楽しむ立場、その時間を指します。
  8. 市民:社会の一員として、ボランティアなどの活動を担う役割。社会貢献を目的にし、利益を求めずに行います。

役割の重要性 は、以下の3つの基準から決定することができます。

  1. コミットメント:役割への情緒的な関与
  2. 参加:役割に費やしたエネルギーや時間
  3. 知識:役割における経験により獲得した知識

「対象とどれだけ密接に・積極的に関係しているか」が役割の重要性を決定するカギとなるようです。

バランスを取りながら複数の役割を果たすことができ、自分で納得・満足できている場合は、そのキャリアは成功しているといえます。

しかし役割の組み合わせがうまく連携できておらず、満足できていない場合には、役割を加える・減らす、あるいは力の入れ方や役割の内容を見直す必要があるでしょう。

ライフロールを果たすための14の価値観

役割を果たす上では、エネルギーとなる価値観が重要になります。

現在の役割に、これらすべての価値観を当てはめる必要はありません。自分の役割を果たす際、重要だと感じる価値観をいくつか見つけてみてください。

  1. 能力の活用:自分のスキルや知識を発揮できること
  2. 達成:達成感を味わえること
  3. 美的追及:美しいものを作り出したり、仕事上に美しさを見出せるか
  4. 愛他性:他者の役に立てるか
  5. 自律性:その役割で行う職務の進め方を自身で決められるか
  6. 創造性:新しいアイデアや発見、デザインをできるか
  7. 経済的報酬:満足できる十分な報酬を得られるか
  8. ライフスタイル:自分が望む生き方を大切にできるか
  9. 身体的活動:身体を動かす機会を持てているか
  10. 社会的評価:自分の仕事が社会的に評価されているか
  11. 危険性:適度な緊張感を持てるリスク・ワクワクがあるか
  12. 社会的交流性:孤独を感じず、他者と協働できるか
  13. 多様性:単純な職務だけでなく、様々な活動ができるか
  14. 環境:心地よい環境か

たとえば「職業人」という役割で、「愛他性」「自律性」「社会的交流性」を重視している場合。

もし困難な状況に置かれたとしても、大事にしたい価値観を明確にしていれば、それを実現するというエネルギーによって役割を果たせるのです。

この場合、「一人ではなくみんなで働きながらも、他者の役に立つために職務の進め方を自身で決められる」働き方ができれば、やりがいを感じられるはずです。

まとめ

自分らしく生きるためのキーワードとなる「ライフキャリア」。

なんだか重たいイメージを持ちそうですが、ライフキャリア・レインボーを使って整理していけば、より正確に自分と向き合うことができそうです。

自分の役割に対して積極的に関わっていく姿勢があれば、わたしたちは自分の人生そのものをより良い方向へと導いていくことができます。
そう考えると、なんだかウキウキしてきますよね。

その結果、ライフキャリア・レインボーは人生をより良くしたいと考えるあなたの道しるべとなるでしょう。

ぜひこの機会に自分を見つめ直して、今後どんな自分でありたいか、どんなふうに生きていきたいかを考えてみてください!

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【執筆】

SHEshares編集部 めくばせ
2016年、服飾の専門学校に進学するも「わたしの人生で大切なものではない」と気づき、2017年1月に中退。同時期にライターを開始。現在はshares編集部としてライターさんのフォローなどをしている。
昔からモノづくりが好きで、2018年4月にはSHElovesでWebデザインを受講。ピアス制作やWeb制作にも注力中。
生粋の天秤座女で、常にフラット・バランス命。すべてを肯定し愛せる人間になりたい。
Twitter(@_____ilil_
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