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「好きなことは、いつから始めてもいい。」サクマランさんに聞く、保育士からイラストレーターへのキャリアチェンジ

インタビュー

イラストレーター・美容ライターとして活躍されているサクマランさん。幼稚園教諭・保育士からのキャリアチェンジへの歩み、人生観について伺いました。キャリアチェンジに興味のある方、クリエイティブなお仕事をしたい方にお届けしたいお話です。本記事は、SHEsharesライターの鈴木実香里がお届けします。

サクマラン
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イラストレーター・ライター・コスメコンシェルジュ
幼稚園教諭を3年間、保育士を1年間経験後、イラストレーターに転身。2018年4月からフリーランスで活躍する。イラストの連載や美容ライターとして記事の執筆やPRを担う。

 


目次

1.  好きなことはいつから始めてもいい

2.  不安が楽しみに変わった将来のビジョン

3. 自分に向き合った1年間で全て変わった

4. アクションを起こすために直感を信じて


1.  好きなことはいつから始めてもいい

鈴木:イラストレーター・美容ライターとして活躍されているサクマさんですが、現在のお仕事内容についてもっと詳しく教えてください。

サクマ:現在は、連載のイラストを描くことが主な仕事です。P・Hとmichillというメディアで、メイクやコーディネートについてのコラムを描いています。他には、美容ライターとして記事の執筆やPRの仕事もしています。

イラストレーターの仕事は今年の4月から始めて、現在は営業活動も積極的にしているところなんです。

鈴木:前職は保育士をされていたと伺いました。イラストとどのように出会ったのでしょうか?

サクマ:短大を卒業後、幼稚園教諭を3年間、保育士を1年間経験したのですが、実は保育の仕事を将来続けていきたいとは思っていなかったんです。だから、ずっと続けていきたいと思える仕事を探していました。

何がやりたいのか明確にはわかりませんでしたが、クリエイティブな仕事に携わりたい気持ちはありましたね。幼稚園を退職してからはデザイン会社に就職したいと思って応募しましたが、未経験ということもあってどこも受からず…。

クリエイティブな仕事に興味はあっても、その業界にいきなり入るのは難しいと感じました。でも、保育園で働いていた1年の間に、絵本の学校があるのを知って。

絵本なら保育園の仕事とも少し関わりがあるし、イラストやデザインも学べるのがいいなと思ったんです。学校に通うことを決めて、週1回、保育園での仕事の後に学校に通う生活を続けました。

鈴木:イラストレーターになりたいと思うようになったきっかけを教えてください。

サクマ:講師の先生からの繋がりで展示会に行く機会がありました。そこで出会ったイラストレーターの方たちは、会社員からイラストレーターになった方が多かったんです。

私は今まで、小さい頃からイラストが好きで、学校でイラストの勉強をしてきた人がイラストレーターになると思っていたので驚きました。

それから、インスタグラムで好きなイラストレーターさんの過去のイラストを見ると、現在のイラストまでの変化を感じて、私も今からでもイラストレーターを目指せるんじゃないかと思ったんです。

そして、イラストの仕事をやってみたいという気持ちが強くなりました。

最近描いたイラスト

2.  不安が楽しみに変わった将来のビジョン

鈴木:好きなことはいつからでも挑戦できると背中を押していただけたのですね。保育士のお仕事をされながら、イラストを描き続ける生活はとても大変だったのではないでしょうか?

サクマ:イラストをやりたい気持ちが強かったので、仕事が終わった後から深夜までイラストの練習をしていました。そんな生活が半年くらい続きましたが、全く苦ではなくて「早く描きたい」といつも思っていましたね。

朝とか少し辛かったですけど(笑)。それでも、やりたいことを見つけて嬉しい気持ちでいっぱいでした。

いつもイラストに使っているコピック

鈴木:素晴らしい行動力ですね!今のお仕事を始めてから、ご自身にどのような変化がありましたか?

サクマ:好きなことを仕事にしてから、毎日の生活にわくわくするようになりました。以前は、将来に漠然とした不安があったんです。楽しくないわけではないけど、この先どうなるのかと思っていましたね。

何か他のことやってみたいけど、何がやりたいかわからなくてモヤモヤしたものがありました。今は、やりたいことが明確。 これからもイラストのお仕事をしていきたいと思いますし、お仕事を含めて将来のことを考える時間が楽しくなりました。

鈴木:今思い描いている一番の夢はなんですか?

サクマ:今はWebでのお仕事のみなので、誌面でのお仕事がしたいです。雑誌に自分のイラストが掲載されたら嬉しいですね。

特に、ファッション雑誌に自分のイラストを載せることが夢です。夢を実現させるためにも、今は営業活動とスキルアップに励んでいます。

以前は、骨格の本を読んで体の位置やバランスを研究していましたが、最近ではインスタグラムでファッションコーデを見たり、雑誌に載ってるポーズを真似して描いてみたりしています。こうやって、イラストの研究はかかせません。

3. 自分に向き合った1年間で全て変わった

鈴木:とても前向きで素敵なサクマさんですが、これまでにぶつかった壁はありますか?

サクマ:はい。短大卒業後、就職して3、4ヶ月くらいで体調を崩してしまったんです。急に動けなくなってしまって。病院で鬱と診断され、そこから半年間休職したんです。でも、半年経っても復帰できずに退職して。とても辛い期間でした。

元々、緊張しやすく新しい環境に慣れるのが小さい頃からとても苦手だったんです。同期もいなくて、すぐに担任を持ち、ベテランの先生が指導についてくださいましたが、人に見られながらの保育にプレッシャーに感じてしまっていましたね。

だから、勤務中は常に緊張していました。ベテランの先生にアドバイスをもらっても、怒られているように感じてしまったんです。それに、保育で子どもに話す言葉を全て覚えていないと不安で。

話の流れだけではなく、一字一句書き出して頭に入れてから毎日保育に臨んでいました。とにかく不安でいっぱいな中、夜中までの準備と早朝からの勤務は体力的にも辛かったです。

自宅から職場が近かったこともあり、仕事と私生活の境目がありませんでしたね。でも当時は、その状況が普通だと思っていたんです。

1年目だからきつく感じるけど数年後には慣れるとポジティブに捉えていました。だから、不安や愚痴など誰にも言ったことがなかったんです。結果的には、知らず知らずのうちに気持ちを押さえつけて爆発してしまったんですけどね。

鈴木:そんなにも辛い時期があったなんて驚きました。その壁をどう乗り越えたのでしょうか?

サクマ:病院のプログラムに参加して、なぜそういう状況になって、これから先また繰り返さないためにはどうすればいいのかを考える機会がありました。今までのことを一つひとつ分析して、原因がわかったんです。

今までは、友だちや親にもネガティヴなことは言えなかったんです。相手が嫌な気持ちになるかと思って。意識しているわけではなく、自分の中では普通の感覚でした。

でも、それが鬱の原因だと知ってからは、自分の気持ちを話すようになりました。性格も変わりましたね。今までは大人数で集まることが苦手だったんですけど、人とのコミュニケーションが楽しくて大好きになりました。

人に自分の気持ちを伝えるようになったら、相手も気持ちを伝えてくれるようになって深い話ができるという気付きもありました。あのころは本当に辛かったけれどが、私にとって本当に必要な経験でした。

その期間がなければ、今の私はいないと思っています。経験できて良かったです。

寝る前に読んで、気持ちを高める本の一部

4. アクションを起こすために直感を信じて

鈴木:ご自身のロールモデルはいらっしゃいますか?

サクマ:SHEで出会ったフリーランスや起業して活躍していらっしゃる方たちです。私、本当にSHEが大好きで。SHEで出会った方たちのお話を聞いて、刺激を受けることがたくさんあるんです。

みんな、好きなことに向かって行動する姿がキラキラして本当にかっこいいです。世界が違う人みたいな。なかなかそのような人と出会える場はないので、本当にありがたいですね。

勇気をもらえるし、私も好きなことを実現できるようになりたいと思っています。実は、体験レッスンに来た時はお金を節約していたので入会するか迷ったんですけど…直感で、ここは私に必要な場所だと思ったんです。

鈴木:直感は大事なんですね。ではここで、サクマさんが人生で一番大切にしていることを教えてください。

サクマ:やりたいことはやる、ですね。これやっていいのかなってけっこう考えるんですけど、結局は最初の直感というか、トキメキに従うことの方が良いと思っています。

行動しなかったら、行動しなかった場合と行動した場合を想像すると、行動しなかった後悔の方が大きいと思うので。失敗したと感じても、それは大きな気付きになると思うんです。

行動してみればよかったと一生後悔するより、挑戦してみて自分に合わなかったと納得したいですね。

鈴木:では最後に、SHEsharesの読者へメッセージをお願いします!

サクマ:とにかく進んでみることって大切だと思います。やりたいことで迷ってることがあるなら絶対やってみた方がいいと思います。

やりたいことがなかったとしても、できることってたくさんあると思いますしね。例えばSHEに来るとか、自分の好きなことを見つけられそうな場ってあると思うんです。

自分にとって、憧れの存在になるような人も探せば見つけられると思うんですよね。それから、自分が好きなことって、必ずしも将来も続けていきたいことでなくてもいいと思います。

なんでもいいからやってみてアクションを起こす。将来、これでいいのかなってずっと考えているだけでは何も変わらないと思うんです。なんでもいいから行動に移してみたら少しずつ変わっていくと信じています。

鈴木:サクマさん、ありがとうございました。

▷編集後記

まるで女優さんのように美しくて、明るく前向きなサクマさんとお話しをしていると、こちらまでポジティブな気持ちにさせてもらうことができました。
好きなことは、未経験でもいつからでも挑戦できることを体現している彼女。少しずつでも行動すれば、新しい世界が広がっていくのだと感じました。

【執筆】

鈴木実香里(Suzuki Mikari)
新卒で金融関係のベンチャー企業に入社後、営業職として勤務。
結婚・出産を経て現在は、ライターとして活動しています。
女性の生き方の多様化に関心があり、“自分らしく生きていきたい女性”に寄り添う文章を届けたいです。
http://suzuki-mikari.tokyo

Instagram:@mikari_0104

 

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