「お金は大事」フリーランスは収入を分散させよう

コラム

こんにちは、副業家(パラレルワーカー)の野里和花(@robotenglish)です。

本連載は新卒フリーランスを経て、自分が活きる働き方を実現したわたしが、『理想の働き方を実現するために』をテーマに、経験やそこで得た教訓をもとに、好きを仕事にしたい人や自分の個性を活かしたい人・もっとやりがいある仕事を手に入れたい人に向けて、執筆しています。

第2回第3回は、仕事の幅を広げるためにコミュニティとつながり、そこでの人との付き合い方に関してお話しました。

 

連載第4回の今回は、わたしのフリーランス生活に関するお金のことを振り返りながら、「お金は大事」なんて当たり前のことを改めて考えたいと思います。

 

独立がしたい人、駆け出しのフリーランサーさんには、絶対読んでほしいです!

■「収入がやばい」精神的にも不安定になった独立初期

いまでこそ、副業家として、会社員と副業という二本の大きな収入の柱をもち、金銭的に安定していますが、フリーランスになったばかりの頃は、いまよりもずっとずっとお金がありませんでした。

 

大学生時代、わたしはアルバイトをすることが好きで、3つも掛け持ちすることがあるほど。家賃や生活費など、学費以外の費用は自分で払うようにしていたので、そんなに貯金ができたわけではないものの、毎月旅行に行くくらいの余裕があるくらいには稼いでいました。

 

それ以前も、有難いことに金銭的な不安は一切ない環境で育てられていたので、人生でお金に関する不安を一番抱いたのは、独立初期だったと思います。

 

「わたしこのままで大丈夫なのだろうか…」と、先のことが不安で、夜に涙することもあるぐらい。

 

 

■「お金は大事」そんな当たり前のことを気づかされる

 

「お金は大事」なんて言葉、「そんなの改めて言わなくっても!」と、みなさん思うでしょう。

 

わたしも、「うんうん、お金は大事だよね~」と、分かったように大学卒業までの22年間を過ごしましたが、その言葉が真に迫ったものとなったのは、独立をしてからでした。

 

「お金がないって、こんなに不安なんだ」

 

高校までは親に金銭面ではなにからなにまで面倒を見てもらい、大学生になれば持て余す時間をそのままお金に還元する。「あのブランドの洋服欲しいなあ」とか「ヨーロッパ旅行に行きたいなあ」とか、そんな願望をふらりと叶えることはできずとも、生活は安定していました。

 

収入より、支出が上回る。

 

その経験を社会人になって初めて経験して、本当の意味で「お金が大事」と知ったのです。

 

 

■収入が安定するとこころも安定し、仕事も安定する

収入が不安定で、低いままだと、生活への不安がどんどんでてきて、余計なことを考える時間が増えます。

「このままの生活がどのくらい続くのだろう」

「フリーランス、向いていないのかな」

「この仕事、このくらいのお金にしかならないのか…」

 

不安というのはすごくやっかいです。

一度思い浮かぶと、なにをしていてもどこかで影を落としますし、そこには必ず課題と解決策があるはずなのに、不安の闇が分厚いせいで、ただただぐるぐると嫌なことばかりを考えてしまって先にちっとも進みません。

 

自分が好きでとった仕事なのに、その報酬にばかり気をとられて、パフォーマンスを十二分に発揮できず、結果として次の仕事につながらずに損をすることも。

 

不安という感情は、本能で、現状の課題を察知してくれるので大事にすべき感覚ではありますが、お金というあまりに大事なカテゴリーに関するものだと、ダメージが大きく、なかなかそれを課題解決に結びつけるほど冷静になれません。

 

収入を安定させることは、こころを安定させるだけではなく、仕事も安定してくれるのです。

 

 

■フリーランス活動5カ月目。ようやく収入への不安がなくなる

不安に度々小突かれ、悩みながらも、「なんでもやります!」精神でどんどん仕事の幅を広げて、フリーランスとして本格的に活動し始めて5カ月目で、やっと、新卒の給料分ほどは安定して稼げるようになりました。

 

ちなみに、わたしはもともと節約家で、あまりお金に対しての執着がなく、お金によるモチベーションの向上があまり望めないタイプであるため、周りのフリーランスに比べて、かなりのローペースでの収益の上昇だったと思います。

 

これが可能だったのは、わたしが、本格的に活動を始めて田舎に移住し、生活コストをとにかく低くしたからです。また、もともと倹約が得意だったというのも多いと思います。

 

もっと数字を追って、がっつりと仕事に取り組めるのであれば、独立初月から10

万~新卒の給料くらいの金額であれば、十分稼ぐことも可能なので、安心してくださいね。

 

安定した金額が毎月通帳に印字されるようになり、ようやく不安は消え、こころのゆとりも生まれるようになりました。

 

わたしは不安がありつつ、のんびりと、5カ月もかけてしまいましたが、「ストレスフリーな環境で働きたい」という思いから独立する人は、お金に関するストレスは大きいので、あらかじめ初月でいくら稼げるかきちんと算段をつけるか、半年は働かなくていいほどの貯蓄をしておくことをおすすめします。

 

 

■お金に不安を抱かないために。フリーランスは収入を分散

さらに、生活に不安を抱かない程度に稼げるようになったら、つぎに意識して取り組んでほしいことが、「収入の分散化」です。

 

会社に依存している状態が嫌だ、というのも、独立理由でよく耳にします。大口のクライアントというのは、とてもありがたい存在ではありますが、そこが収入のほとんどを占めてしまうと、会社に依存しているのと同じ状態です。

 

もし、クライアント側になにか予期せぬ事態があった場合、業務を縮小しなくてはならない場合、おそらく、真っ先に影響を受けるのはそのクライアントに勤める会社員ではなく、業務委託先であるフリーランサーでしょう。

 

仕事相手が選べる、という価値ある自由の代わりに、そういった危険はぬぐえません。

 

だからこそ、ひとつのクライアントに頼るのではなく、複数の取引先をもつことで、収入を分散させ、たとえ明日、そのうちのひとつがなくなったとしても、問題ないような状態であることが理想です。

 

そうすることでより、収入への不安をなくすことができます。

 

 

■会社員も収入を分散させよう。副業のススメ

フリーランス時代も、なるべく常に複数の取引先をもち、リスクヘッジのために収入を分散させるよう意識していました。

 

それは会社員になったいまも変わりません。副業家(パラレスワーカー)である理由はさまざまありますが、そのうちのひとつが、「金銭的に会社に依存したくなかった」からです。

 

いまの会社の幸先が不安だ、というわけではありません(笑)ただ、常にフラットに、自分がやりたいこと・自分が働く意義と向き合うためにも、「お金」というものに邪魔されたくないのです。

 

現在、わたしは、会社員としてひとつ、ライターとしてふたつの収入源があります。そこへ単発でのお仕事が毎月いくらかあり、ブログからの固定収入がすこし、という状態です。たとえ、明日、会社が倒産しても(いまのところその心配はなさそうですが)、副業の収入だけでも問題なく生活が送れます。この状態は気持ちがとても楽です。

 

現在は、月収の65%が会社員、残りが副業といった感じですが、ゆくゆくは半々くらいにもっていきたいな、と思っています。

 

わたしには、いまの働き方がとても合っています。

 

「独立、興味があるけれど、いきなり会社員としてのお給料がなくなるのは無理…」

「まだ自分で稼ぐ自信がない」

 

そんな方、多いと思います。まずは副業から、始めてみてはいかがでしょうか?

野里和花(のざと・のどか)

1993年鹿児島生まれ。

福岡の大学で哲学(恋愛や家族、性、死など)を学んだ後、語学留学へ。上京後、フリーのライターとして活動をはじめる。ブログ運営、SNS運用、イベント企画運営、講師業、コワーキングスペースの店長などフリーランスとしての活動は多岐にわたる。2017年秋にITベンチャー企業「株式会社Ponnuf」に入社。独立支援の田舎移住型Web合宿「田舎フリーランス養成講座」運営マネージャーを務め、全国を”旅する会社員”としてまわり、同講座を各地で開催している。

副業家(パラレルワーカー)でもあり、ライター/ブロガーとして、アフィリエイトサイトのライティングやオウンドメディアの編集、PR記事の執筆を行っている。

好きなことは映画観賞、ファッション、旅行、さんぽ、カフェ巡り、読書。将来の夢は夫婦で起業して田舎でスペース運営を行うこと。

Twitter:@robotenglish / ブログ:https://www.moguogu.com/

 

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