「えっ?私もミレニアル世代?」 ~そもそも「ミレニアル世代」ってなに?

コラム

こんにちは、ライターのKaoriです。

皆さんは「ミレニアル世代」という言葉を耳にしたことはありますか?

私は、「聞いたことはあるけど、若い世代を指す言葉でしょ?」と当事者意識なく捉えていましたが、ある日の日経新聞の記事で“私もミレニアル世代”ということを知り、とても驚きました。shares読者の皆さんもまさにミレニアル世代!

今年35歳になる私は、ミレニアル世代の高齢者―という訳で、主観と客観を交えつつ、「そもそもミレニアル世代ってなんだろう」ということを調べてみました。

⒈ 1980年代~1990年代生まれの「ミレニアル世代」

ミレニアル世代は、主にアメリカにおいて、西暦2000年頃に成人となる、1980年代~1990年代に生まれた世代を指す。ミレニアル世代は、生まれたときにはインターネットやソーシャルメディアが存在していたデジタルネイティブであり、それまでの世代とは異なる新たな価値観を持つ世代とされる。

引用元:Weblio 新語時事用語辞典「ミレニアル」

◆日本のミレニアル世代の特徴

私自身は、「デジタルネイティブ」という感覚はないのですが、小・中学校で簡単なプログラミングの授業があったり、1998年のiMac販売時には数人の友人が購入したりと、生活の中にパソコンがあることが当たり前になった世代という認識はあります。

▲初代iMac:スケルトンが可愛かったです。ただ、今見ると、大きい…

一方で、20代と30代が混在する世代を「ミレニアル世代」としてカテゴライズしても共通点は少ないのでは?という疑問も感じました。

今回、せっかくなので40代~60代の諸先輩方の意見を伺ったところ、「30代以下の若者は、バブルを経験していない分、良い意味でのギャンブル精神がない」「金銭的豊かさよりも時間的な豊かさを優先する」「就職面接をしていると、遊ばずに学生時代を過ごした真面目な学生に会う機会が多くなった」などと言われ、30代と20代では当事者としてお互いに違いを感じていても、上の世代からは同じような傾向があると思われているのかと勉強になりました。

個人的には、バブル経済時の話は親世代に聞いたことがあるのと、昼は弁護士・夜はジュ〇アナクイーン(何となく自粛w)を夢見たことがあるから、ミレニアル要素よりもバブル要素が多いんじゃないかと思っていたけど、きっとマイナー派なのね。結構、金銭的豊かさも時間的豊かさと同様に求めてますけど…私だけ⁇以下に、一般的に言われている「ミレニアル世代の特徴」を4つ挙げます。色々なサイトや調査で挙げられることの多いものをピックアップしてみました。いくつ当てはまるか確認してみて下さいね。

【ミレニアル世代の特徴】

特徴①:高いスマホ所有率&SNS使用率

ミレニアル世代は、インターネットが当たり前の時代に育ちました。日本では20代の90%以上がスマートフォンを使用しています。また、LINEやFacebook、Twitterなどのソーシャル・メディアを使いこなす世代でもあります。

▲総務省情報通信政策研究所
『平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要』

特徴②:「個人主義」だけど「仲間意識」は強い

仕事面において、ミレニアル世代は自分の仕事が終わってしまえば、他の人の仕事が残っていたり、誰かが残業をしていても退社するクールな考えを持っていると言われています。

一方で、共通の考え方や趣味を持っている人たちとのつながりを大切にし、自分なりのネットワークを構築していきます。このネットワークは特徴①で挙げた、SNSを活用し、趣味や好きなことをアピールすることによって同じような考えの人の集まりを作っていきます。

特徴③:お金を使わない、ブランドに興味がない

車に関心のある若者が減少しているのも、ミレニアル世代の特徴です。車だけでなく、腕時計や高級ブランド品などにも興味がないと言われています。
自分をアピール・表現するものは自分自身であるという意識があり、物に頼るという考えがありません。

特徴④:仕事を通じて自分を成長させたい

常に仕事を通じて自分を成長させたいという考えも持っている点もミレニアル世代の特徴です。例えば、一つの業務であっても、将来的に役立つことであれば興味を示しますが、自分にとって興味のないものであれば興味を示さない部分があります。また、今の会社に魅力を感じなければ、転職を検討することもあるなど“会社にしがみつく”考えはありません。

いかがでしたか?何個当てはまりましたか。私は、当たらずも遠からず…って感じでした。この実感がない感じが初期のミレニアル世代なんでしょうね。

Ⅱ.ミレニアル世代のリアル ~そんなにFreedomじゃないです

SNSで常に誰かと繋がっている割に、会社や友人に縛られずに「自分らしい」生活を送る。ーミレニアル世代の特徴は、無理なく・低ストレスで生活をしているように思われがちです。しかし、実際はどうでしょう?不安定な時代を過ごしてきたからこそ、固定概念から外れることを恐れたり、ロールモデルが見つからずに漠然とした不安を感じたりしているのではないでしょうか。

今でこそ、「年齢を重ねることが楽しい!」と考えている私も、20代後半は閉塞感を感じていました。その時のことを少しお伝えしますね。

◆27歳という呪縛 ”30代になる前に”と急かされる空気感

特に、27、28歳の女性は、キャリアでもプライベートでも悩みが多く、「30代になる前に…」という見えない壁と戦っているような気がします。「27 女性 転機」で検索してみたら、“女性の人生の分岐点”という結果も出てきました。私も、27、28歳の頃は、役職にも就き、キャリアを築くという部分では充実し始めた時期であると同時に、目標となる先輩が結婚や出産を機に退職し始め、30代以降のキャリアを描きにくくなってきていました。

何よりも、異口同音に「30歳になる前に…」「30代になったら…」と30代になることが一つの障害であるかのように話され、27歳からの3年間の過ごし方が人生に与える影響を色々な人が、さまざまな場面で話してくることがストレスでした。

確かに27歳からの3年間は、色々な変化があって精神的にもハードなこともありました。きっと、読者の皆さんも何らかの形で波はくると思います。でも、波に飲み込まれている最中は、周囲を見渡す余裕もなく「たすけてー!!」状態ですが、波がおさまってくると「あっ、意外と平気じゃん」ということだらけです。私の友人も、「あの時は取り乱したけど、いつか、あれをネタに本を書けるかも」と巻き込まれた私の当時の気持ちも知らずに元気にやってます。

◆「結婚」か「キャリア」どちらかを選ばなければいけないの?

話がすごく逸れましたが、一番覚えているアドバイスは、30代男性に「今は、若さと見た目で何とかなっても、30を過ぎた途端に見向きもされなくなるよ。子供が欲しいと思っているなら、27、28歳で結婚をしておかないと。キャリアを築いた女性なんて、大体の男は嫌がるから」ですね。
これが30代男性のリアルな意見か…と、たった1人の発言が重く心にのしかかりました。今なら、その男性を確実に返り討ちにしていたと思いますが、実際に結婚とキャリアを両立している女性が身近にいなかった当時は、どちらかを選ばなければいけないのかと悩みました。

この「結婚」と「キャリア」については、女性の大きな関心事の一つですよね。私の場合、既婚者の友人からは「好きな仕事を続けるのって贅沢なことだよぉ。子供がいると、自分がやりたい仕事ではなく、時間的にやれる仕事になるよ」と言われ、私としては「結婚への家族からのプレッシャーもあるし(註:最近はなくなりました)、子育てをするのって大変だけど自分の成長にもなりそう」と、お互いにないものねだり。多分、このやり取りを過去5年間のうちに何度も繰り返し、今後も何百回と繰り返す自信があります。

でも、これからは、年齢やライフステージにとらわれずに柔軟に働く時代になっていくと思います。というか、していきましょう!!

◆新しいサービス・働き方を創る世代

ミレニアル世代について調べていくうちに、私たちの強みは、「発信力」と「共感力」「他動力」にあることに気付きました。そして、新しいサービスや働き方を創り出す世代でもあると思いました。

ミレニアル世代の著名人として、最も名前が挙がるのはFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏だと言われています。彼ほどの人になってしまうと雲の上の存在と感じてしまいすが、身近なところに新しいサービスを提供している人、新しい働き方を実践している人はいます。

そう。SHEの講師の皆さん!

SHEの講師の皆さんも、SNSを活用して活躍の場を広げたり、会社員として働きながら講師をされたりしています。また、好きを仕事にすることや、会社に属さない働き方を模索することは、結婚や出産などで仕事を離れる可能性の高い女性にとっては、子育てを終えて再度キャリアを築こうとする際の一つの道標にもなるかと思います。

好きや得意を原動力にして、SNSやホームページなどのWebコンテンツを活用しながら、共感してくれる人を見つけたり、時には社会に働きかけているのが「ミレニアル世代」だと思います。その姿は、”会社への帰属意識が低く、フリーランス志向”と見えたり、”個人主義だけど仲間意識が強い”と思われる時もあるかもしれません。でも、自分ができることは何かと問いかけ、周囲を巻き込む力がある世代なのかと思うと、Ⅰで挙げた特徴は短所ではないことにも気付きます。

Ⅲ.私たちの「ミレニアル世代」

18年前の2000年、「ミレニアム(millennium)」という言葉が注目されました。当時、バックストリートボーイズの大ファンだった私は、アルバム「ミレニアム」をCDの表面がすり減るんじゃないか?って勢いで聴いていました。(ついでに、高校を休んでライブにも行きました 笑)当時を振り返ると、2001年から始まる21世紀を前に、1000年に一度の年を高揚感を持って「ミレニアム」という単語を使っていたような気がします。

「ミレニアル世代」が、その時期に成人となり、社会へ進出する世代を表していると考えると、新しい価値観の始まりの世代のようで、わくわくしませんか?

SHEsharesでは、より多くの読者の皆さんに共感して頂けるメディアになっていけるよう、「ミレニアル世代」という言葉を更に深く理解していきたいと考えています。また、皆さんには、「私たちの世代=ミレニアル世代」と自信を持って頂きたいです。今後、ミレニアル世代の仕事観や消費動向など、様々な視点でレポートをしていく予定ですので、是非、皆さんの実体験やお悩みもお寄せ下さい。

SHEsharesライター:Kaori

〔参考資料〕本記事を作成するにあたり、以下の資料を参考にしました。

*1 デロイト トーマツ コンサルティング/『2018年 デロイトミレニアル年次調査』

*2 マンパワーグループ/『ミレニアル世代のキャリア 2020年に向けたビジョン』

 

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