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「踏み出せない自分を責めないで」中学生時代からビジネスで結果を出してきた、心理学のプロに聞く“はじめの一歩”とは

インタビュー

「周りのみんなは行動力がある」「どうして自分だけこんななのだろう」という気持ちになることはありませんか。

TECH::CAMPにてVR事業の立ち上げや、育成を担当しながら、21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesにて「脳科学×心理学」をテーマに講座をされている平田裕哉さんに、”刺激的だけど、なんだかほっとする” お話を伺ってきましたよ!中学生時代から活躍していらっしゃる平田さんの今の幸せの源泉は他者貢献。そんな平田さんご自身の生き方や、人生観にも迫ります。

1. 「”何をしたいか”に固執しない」 平田裕哉の経歴とは

- まずはじめに、平田さんの今のお仕事を教えてください。

今はTECH::CAMPというプログラミングスクールを運営する株式会社divで、社員やインターン生の教育をしています。また、個人としては、社内外に向けて心理学を用いたコミュニケーション講座等も行っています。

- 今のお仕事に至るまでにどんな経歴を歩まれてきたのですか。

キャリアをさかのぼれば、中学時代から始まります。実は僕は中学生のときから、アフィリエイトサイトでお小遣い稼ぎをしていました。中学2年生の時、友達に「このお小遣いサイトにできるだけ多くの人を紹介して欲しい」と言われたのがきっかけです。単純に面白そうだったから、自分なりに考えて動いてみました。

幸いにもPCのオンラインゲームにハマっていたので、機械には強く、当時流行っていた掲示板等を駆使して、たくさんの人を紹介しました。そのうちに効率化したり、自然とA/Bテスト(=webマーケティングの手法)をしたり、今思えば自分でもすごいな、と思えるような事をやってました。

最初は友だちから依頼されて紹介していたのですが、今度は自分でお小遣いサイトに登録をして、より本格的に始め、高校2年生くらいまでその仕事を続けていました。もう時効なので言ってもいいかと思うのですが、夢中になりすぎて不正だと判断されることまでやってしまったこともあります。

それ以降は、元々やっていたオンラインFPSゲームに打ち込み、彼女を失いながら日本全国2位まで到達。

東京ゲームショウにも選手として出ていたりしました。(笑)

「高校生の頃に夢中になったFPSの日本代表決定戦(左から4番目自分)」

- 中学時代から自分でお小遣いを稼いでいらっしゃったなんて、すごい経歴ですね。大学時代はどのように過ごされていたのですか。

大学生時代は、キュレーションサイトの記事作成を行っていました。在宅で週3日勤務で20万円ぐらいはもらえていて、かなり満足していました。その後、個人事業として複数のサイトを立ち上げ運営し始めます。

今思えば無謀すぎる事を、当時はなぜか出来ると信じ切って、がむしゃらに働き続けていましたね。大学2年~4年の間は、大学と家の往復だけで、飲み会へは一度も行かず全ての時間を仕事に費やしました。早い段階で大きくなったのでアルバイトも雇って拡大して、安定した売上を作る事ができるようになりました。

そして大学卒業後、その個人事業は、法人化しました。

「div入社前に自分の会社メインで仕事をしていた時」

- 大学生のときにアルバイトの方を雇うほど、会社を大きくされたんですね。さすがです…!その後のキャリアも教えてください。

大学卒業後、はじめは生徒として、プログラミングスクール「TECH::CAMP」を受講しました。それがきっかけで「教える事」に魅力を感じ、そのまま運営会社である株式会社divに入社。同時期に5社程度の会社からお誘いがあったのですが、自分の想いと一番マッチする会社がdivだったので、入社を決めました。最初はアルバイトみたいな形でメンターをしていたのですが、現場では常にNo.1だったので、入社の際は自信に満ち溢れていましたね。(笑)

「デスクの上には本がたくさん」

- 入社の際に自信に満ち溢れていたというのは、聞いていて、すがすがしくとても気持ちがいいです!逆に入社後にぶつかった壁はありましたか。

入社したばかりの頃に、自分の仕事に意義を見出せなくなった事ですね。「もう退職してしまおう」というところまでいきました。元々エンジニアになりたかったのですが、そういった業務は一切なく、ストレスが溜まる日々だったんです。

退職を決意しましたが、「今のまま目立った成果もなく辞めるのは恥ずかしい」と思い、一旦全てを忘れて全力で取り組んで、大きな成果を上げてから辞めようと考えました。吹っ切れると自然と集中が出来て、1ヶ月半で新規教室の立ち上げ、人材育成、運営引き継ぎを完了するという成果を上げる事ができました。

そして、退職の意を伝える面談に望んだときに、VR事業立ち上げという新たなチャンスをもらい、その仕事でエンジニアアリングもする事ができるという事で、引き続きdivに残りました。このあと全力でエンジニアリングをするんですが、あれだけエンジニアの仕事をしたい!と思っていたのに「これは俺の仕事じゃないな」と気づく事になります。

それ以降は「何をしたいか」に固執することに意味はないと考え、ビジョン達成の為なら何でもやれる体になりました。(笑)

ちなみに、この時VR事業のチャンスをくれたのは、当時divの取締役で現SHE代表の中山さんなんですよ。

「新規事業のチャンスを貰うちょっと前くらいのdiv集合写真」

2. ONもOFFも心理学 「心理学は趣味の域」

- 平田さんは、今は心理学を用いた講座を開催されていますよね。心理学に興味を持ち始めたきっかけを教えてください。

きっかけは大きく2つです。

1つは、人を教育する時に根拠が欲しかったから。今の会社に入社してからは基本的に自分のスキルを誰でも出来るような形に落とし込んで、教育するという仕事をしてきました。自分は言語化は得意だったのですが、「それって何でそのやり方がいいの?」と言われた時に、自分の「感覚」と「実績」を根拠にしていたんですね。

ただ、これだとちょっと納得感が薄いし、教えられた方も100%良いと思って取り組まないと成果がでないので、そのために心理学を学び始めました。(これもプラシーボ効果と言って、効果が出ると信じて行動をすると、その効果が最大化する、といった効果があります。)

2つ目は、単純に人の事をもっと知りたかったからです。 昔からコミュニケーション力を評価されてきたことがモチベーションになって、誰よりも “人の心理” を勉強をしてきました。大体人が言いたい事も、何を感じているのかも分かるようになってきたので、ここからさらに、相手が隠そうとしている感情すら読み取れたら、もっとその人を助ける事ができるんじゃないかと思い、より深い心理学の勉強を始めました。

「デスクの上の本」

- 本業もあってお忙しい中、いつ勉強をされているのでしょうか。

今は基本的に、休日に本、動画で心理学の勉強を続けています。休日でもあまり遊びに行く事はなくて、心理学の勉強をしていますね。真面目に聞こえるかもしれないですけど、もう趣味の域です(笑)

リラックスしたいときにも本を読むようにしていますが、もちろん心理学の本も読んでいます。リラックスしたいときに本というのは意外かもしれませんが、海外の研究でも読書をするだけでストレスが68%も低下する事が分かっていたり、一日30分読書をするだけでストレスが軽減する事も分かっています。心理学の勉強にもなっているので一石二鳥ですね。

「お気に入りの本達」

3.幸せの源泉は他者貢献 「1人でも多くの人に幸福度の高い人生を送ってほしい」

- リラックスも趣味も、今の「心理学を用いた講座」というお仕事に繋がっているんですね。それでは次に、平田さんの人生で一番大切にしていることはなんですか。教えてください。

大切にしている・・・・・というよりは、もう他者に貢献をする事でしか幸せを感じられなくなりました。(笑)普段生活をしていても、「これをする事で誰が幸せになるのか?」ということだけを考えてしまいます。だから、仕事に関しても「自分の成長!」とか、「◯◯の仕事がしたい!」というのが一切ないんです。人が幸せになる為に、一番インパクトがあると思えれば何でもできます。

他者に貢献する事が私の人生で最も大切にしていることです。

幸いにも多くを経験し、学び、「幸せに生きる為のマインド」は誰よりも持っていると確信しています。

今後、個人としての発信力を高めたいと思っているのですが、それは、自分が発信をする事で、一人でも多くの人が気づきを得て幸福度の高い人生を送ってほしいと思っているからです。

加えて、誰かが何かやりたい!と言った時に、発信力があればそれをサポートする事ができるのも理由の一つです。

「今の作業場(モニタは3つしかつかってません笑)」

- 人の幸せがご自身の幸せに繋がっているのですね。とっても素敵です。平田さんが今思い描いている一番の夢はなんですか。

最大の夢だと大きすぎるので、 一段階落とした夢だと「日本の教育を変える」という事です。少なくとも私がこれまで通ったあらゆる“スクール”(小中高大、ゴルフスクール)の講師は、スキル・知識はあっても教え方を知らない人ばかりでした。

多くの人はスキルを伝える事で精一杯で、「どのように主体性を持って学んでもらうか」ということまでは考えません。その結果、ついていけなくなった人が自信をなくして辞めてしまう、という事が起きています。

こういった教育機関に関わる講師が変われば、日本の教育が大きく変わると考えています。そのために私はまず社内の講師の教育を行い、それを外部にも展開していけるよう研修体制を作っています。

「元々汚かった場所を本だけに」

4. SHEsharesの読者へ 「一歩踏み出せない自分を責めないで」

-「教え方を知らない先生」が多いんですか。考えたことがなかったので大変興味深いです!それでは最後に、今まさに「やりたい事」に向かって、一歩を踏み出せずに悩んでいる女性に向けて、メッセージをお願い致します。

一歩を踏み出せていない自分を絶対に責めないで欲しいです。こういった記事を見ると「うわぁ、みんなすごい!自分と違って即行動していて圧倒される~」なんて思っちゃいますよね。でも実際には、大体みんな読者の皆さんと同じように悩んでます。それも想像以上に。

それこそ、こういった記事を見てちょっとやる気が出て、小さな一歩を踏み出したらなんか上手くいっちゃってトントン拍子、みたな感じです。凄そうに見える人も、1割天才で残りはそんなに変わらないんですよ。

インタビュー記事だと、「結果的に上手くいった人」がフォーカスされるので、みんな凄そうに見えるだけ。実際には読者の皆さんと何も変わりません。みんな、数ヶ月前は同じように悩んでこういった記事を見て、一歩を踏み出すタイミングを探していたと思います。

だから悩んでいる事はむしろ「慎重で良い」と捉えて、自分のタイミングで踏み出せば、それで良いと思います。

そして何より面白いのが、一歩を踏み出すと大体周りの人が助けてくれたりします。例えば「平田さんの記事を読んで一歩踏み出しました!こういう事してるんです!」と僕にメッセージをくれたら、僕は確実に、その人に会わせたら良さそうな人を紹介しますし、自分の知識の範囲でアドバイスもします。

一歩を踏み出す時には、必ず助けてくれる人がいるので安心してください。

「サプライズ時の集合写真」

-自分のタイミングで踏み出せばいいのですね。平田さんのお言葉を聞いて、ほっとされた読者の方も多いと思います!

貴重なお話をありがとうございました。

▶︎心理学に興味がある方にオススメのレッスンはこちら

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。レッスン名:本当の自分はどんなタイプ?自分の行動特徴や思考の癖を知るための、エニアグラム自己分析講座

開催日時:2018/09/11(土) 20:00-22:00

開催場所:SHElikes 表参道 新オフィス(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-inc.jp/likes/courses/59/lessons/186?utm_campaign=18091120&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares

▶︎編集後記

「大学時代は、飲み会へ顔を出すこともなく仕事に没頭していた」「休日も心理学の勉強をしている」というお話を伺い、とてもストイックな方なのだなという印象を受けたのですが、それはご自身のためではなく、「人の幸せに繋がる」ことが原動力になっているのだとお聞きし、思わず唸ってしまいました!他者貢献がモチベーションの平田さんらしい「必ず助けてくれる人がいるので、安心してください」との言葉に勇気づけられた読者のみなさまも多いのでは!?

SHEshares編集部 石本

TECH::CAMP 教育責任者/セミナー講師

平田裕哉(ひらた・ゆうや)

大学2年生で起業し、Webメディアの開発・運営を行う。

大学卒業後、プログラミングスクール「TECH::CAMP」を受講。

受講した翌月にメンターとなり、それから1年間連続で受講生のメンター満足度ランキングにて1位を獲得。

「教える事」に魅力を感じ、そのまま運営会社である株式会社divに入社。

その後は累計300名を超えるメンターの育成とVR事業部立ち上げ等を行う。

現在は社内外に向けて、心理学を用いたコミュニケーション講座等を行っている。

 

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