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官僚受験→コンサル→大手IT企業で新規事業「ハイキャリはモテないとかしょうもない!仕事は楽しいし、リスク分散は家族を幸せにします。」今を楽しみ続ける、鈴木流の等身大キャリアパスとは

インタビュー

慶応から東大へ進学し、コンサルで経験を積んだ後、大手IT企業で新規事業に携わる…まさにエリートそのものといった経歴を聞くと、自分とは住む世界が違うんじゃないか、と思わず感じてしまいます。
しかし今回、そんな道を歩んでこられた鈴木沙織さんにお話伺ってみると、全然遠い世界の人ではなく、とにかく今を全力で楽しみながら、泥くさい努力を続けてきた同じ等身大の女性だと感じました。
21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、今回は思いっきり本音で語っていただきました。

1、「今を楽しむ。最悪どうにかなる」ポジティブすぎるキャリア開拓の道

ー鈴木さんの現在のお仕事とそこに至る経緯をお聞かせください。

大学は慶応法学部政治学科に入学し、卒業後、東大の院に進学して公共政策を学びました。大学時代はひたすらテニスサークルと、飲み会に明け暮れる毎日だったんですが、このままじゃやばいと感じ、意識が高くなった頃、女性がもっと自信をもって仕事ができる環境をつくりたいと考えるようになり、官僚を目指して勉強していました。でも全然官僚の面接が受からなかったんです。民間企業はいくつか内定いただいたんですが、官僚は全然通らなくて。そこで、業界を横断的にみることができるコンサルを選択しました。

ーテニサーと飲み会に明け暮れていたなんて、想像できません…!新卒はコンサルだったんですね。

はい。新卒で、外資系コンサルに入社し、3年半食品業界を横断的にみながら、長期的な戦略を描いていました。でもだんだんコンサルの仕事を続ける中で、外から見るだけでなく、自分自身も事業を動かしたいと感じるようになり、事業会社の新規事業部へ転職しました。

ーとても力強いキャリアですね… !かっこいいです。ご自身の強みはどんなところにあると認識されていますか?

今を楽しむ、最悪どうにかなるって思っているところですかね。誰かが助けてくれるし、自分でもどうにかできると心から思っているので、どんな状況でもポジティブにいられるし、自信を持って挑戦することができます。

公務員試験は半年前から勉強を始めて受かりましたし、官僚面接は3年連続で失敗したけど、コンサルに入れましたし、入った後も理系の人が多くて文系出身は立ち位置が難しく、文系の同期は2人クビになりましたが、私はなんとかうまく切り抜けらたし、なんだかんだ転職しても楽しく仕事ができている、というように、日々の細かい成功体験を積んでいるからだと思います。

もちろん失敗も色々あって、中学は補欠合格だったり、大学は第一志望に落ちたり、官僚も落ちたりはしましたが、すべて結果的に良い方向にいったので、なんだかんだ何とかなる!って思ってます。

「お酒が好きなので、オンオフの切り替えも楽しんでいます」

2、席を近くするだけ?目の前に立ちはだかるのは壁ではなく扉かもしれない。小さな行動で自分から変える未来

ーとってもポジティブな考え方が本当に素敵です。それでは逆に、鈴木様の弱点はどんなところですか?

そうですね。強いて言うなら、今が楽しくなってしまうので、中長期的なキャリアを考えることは苦手です。事業計画とかは考えられるんですけど、実は自分のことは考えられません。自分のことはその場その場で決定してしまいますね。

今が楽しければいいと思っています。今後のキャリアについては、とりあえず今の会社で1年やってみて、社内で偉くなるか独立するか考えようと思っています。

ーそれは意外です!計画的にキャリアを進んでいらっしゃるのかと思っていました。

キャリアをきちんと描いている人って、現実的な人が多いですよね。
履歴書を綺麗にしようという意味で、計画的なキャリアを描いている人もいますけど、私自身はそういう考えにはならないです。
それよりも、今目の前にあることを全力で乗り越えて、楽しみ続けることを大切にしています。

「名古屋レゴランドへ。プライベート旅行でもここをこうしたら良いのに、というコンサルタント目線で見てしまいます」

ーそんなポジティブな鈴木さんですが、転職される時、不安や壁にぶつかることはありませんでしたか?

多少は新しい環境への不安はありました。私の今の会社での主務はネットビジネス本部の企画統括グループなので、全然新規事業が主務ではないのですが、与えられた仕事のほとんどが新規事業に関わることでした。なので、新規事業のグループからしたら、「この人誰?」みたいな感じで、距離感を感じていたんです。

でも社内で仲良くなった先輩に相談してみたら、「まず席を近くしてみたら?」とアドバイスされて、とりあえず移動してみたら、それだけですっごく仲良くなれたんです。「席を移動するだけで、こんなに変わるんだ!」という大きな発見になりました。それまで単に外から意見を言うだけの人だったところから、仲間になれたことを感じて、すごく嬉しかったです。

ー最初の不安が、席を移動するだけで解決できたんですね。実際半年働いてみてどうですか?

仕事はとっても楽しいです。
コンサル時代は事業計画立てるだけ、見てるだけで、お客さまが動いてくれなくてうまくいかなかったことも多かったのでフラストレーションがたまっていましたが、自分で動けるようになったことがすごく楽しいです。

スキルも転職して一気につきました。前職のコンサルでは、研究開発の戦略を立てていたんですが、先の事は誰もわからないので、ひたすら予想して戦略を立てていました。

でも今の新規事業では、目の前にお客さんがいて短期で変化がわかるので、地に足ついた戦略が立てられるようになったことが嬉しいし、転職してよかったなと感じるポイントです。

3、官僚で落ちた結果を反省して、自分から行動して楽しみをつくるように変化

ー転職は鈴木さんにとって、とても良い決断だったんですね。今度は、お仕事以外のお時間の使い方を教えていただけますか?

基本的に平日は20時には退社しているので、家で一人でお酒を飲みながらお笑いの動画をみています。(笑)コンサル時代は疲れすぎて、土曜も寝ていたり仕事をしてました。でも今は、休日も友人と飲みに行ったり、遊びに出かけることが多いですね。

何より旅行が大好きで、まとまったお休みがとれるとすぐに海外へいきます。GWにいったクロアチアがすっごくよくて、新婚旅行にぜひおすすめです。
景色が綺麗で、海鮮はおいしいし、白ワインもおいしいので、ひたすら飲んで食べてました。あとはビーチをのんびり散歩したり、町歩きをしたり、教会も最高でした。
これまでいった国は、アメリカ、イギリス、韓国、イタリア、フランス、スペイン、イスラエル、ドイツ、ポーランド、チェコ、オーストリア、デンマーク、クロアチア、タイ、ミャンマー、カンボジアなど、数え切れないですね。

「GWに旅行したクロアチアの写真 年に1〜2回の海外旅行が楽しみ」

ーすっごく素敵ですね。仕事もバリバリこなしながら、趣味も全力で楽しんでいらっしゃる様子はまさに理想の生き方です。元々アクティブなタイプだったんですか?

いや、元々両親も真逆で、自分自身も冒険するタイプではありませんでした。大学時代なんて、毎日サークルと飲み会しか行っていない意識の低い学生でした。(笑)
でも官僚でたくさん落ちたことを反省したときに、行動力がなかったせいだと自己分析して、その結果、自分からアクティブに行動するようになりました。両親が内向的だとつい自分も行動を怖がってしまいがちでしたが、いざ外に出てみるとすごく楽しくて、今では旅行が一番の楽しみです。

「一人旅行で京都へ。一人でも川床を楽しむアクティブさが鈴木さんの魅力」

4、みんな優秀なのにもったいない!日本の女性の現状を変えたい

ー人生の楽しみ方がすごくお上手ですね。それでは次に、今思い描いている一番の夢を教えてください。

先ほどもお伝えしました通り、キャリアプランを立てるのは苦手なんですが、今はいつか自分で事業をやりたいと思えるくらい楽しいものが見つかればいいなと思っています。種探しの時期ですね。
官僚はもう興味はありませんが、政治は今も少し興味があります。なぜなら、女性がもっと活躍できる社会をつくりたいと考えているからです。手段はいろいろあると思いますが、とにかくまずは偉くなる女性を増やして、ロールモデルを増やしていきたいですね。
それには、まず自分がならないといけない。その一つが政治の道ですね。

ー女性活躍に強い関心をお持ちなんですね。それは昔からなんですか?

大学に入学するときは、世界から戦争をなくさなきゃいけないと思ってました。でも実際入学して勉強してみると、現実難しいなと痛感しました。その分野は私には向いていないので、他の人にお任せしようと思います。

女性が活躍する社会をつくりたい、ということは結構昔から思っていました。
中高のフェリスや、大学の慶応で出会った女の子はみんな優秀だったのに、就職活動をする時期になると、「私なんかどうせ無理だし」と言って、一般職を受けるような子が多かったことに違和感を感じていたんです。

みんな優秀なのに、本当にもったいないですよね。個人の選択なのでせめることではないですけど、女性がもっと自信をもてるようにしたいです。

あと、女性がキャリアをつむとモテなくなるのがしょーもない!(笑)仕事ができるようになるのはすごく楽しいし、リスク分散できるから、女性も仕事で活躍した方が家庭にとってもいいですよね。

「スポーツ観戦も実は好きですね。お酒飲みながら見れますし。」

ーご自身の体験から、今の夢へと繋がっているんですね。思いがこもっていて、本当に素敵なビジョンです。ぜひハイキャリアな女性がモテる社会にしたいですね。(笑)それでは最後に、鈴木さんがこれだけは譲れない、人生で一番大切にしていることをお聞かせ下さい。

人との接し方はギブ&ギブ&ギブ&テイクにする、ということを意識しています。

これは私の行動指針です。お仕事でもプライベートでも、見返りは全く考えずに、目の前の相手に与えられるものだけを常に考えて行動しています。返ってくるものはそのうち返ってくるし、そんなことは気にせず、とにかく今を楽しんで、目の前の人に対してできる最大限を尽くしながら生きていきたいです。

ー鈴木さんの人としての魅力の根元はその考え方にあるんですね。すごく刺激を受けました。今日はありがとうございました。

▷鈴木さんのレッスン情報

そんな鈴木さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「元コンサルの講師が教える!事業戦略立案のキホン

開催日時:2018年6月7日(木)20:00〜22:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

お申し込みはこちら:https://she-inc.jp/likes/courses/71/lessons/101?utm_campaign=18060720&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares

▷編集後記

鈴木さんは実際お話してみると、本当に親しみやすく、ユニークな女性で、一瞬でその魅力に引き込まれてしまいました。色々すごいのに、平日はお笑いを見ながらお酒を飲まれたり、川床に一人で行ったりと、人生を満喫していらっしゃるご様子が本当に素敵です。
バリバリ働きたいからといって、プライベートを諦めるのではなく、どちらもやりたいようにやる、そしてとにかく目の前のことを楽しむ、という素敵な人生の教訓を学ばせていただきました。

SHEshares編集部 大原・福井

元経営コンサルタント 鈴木 沙織(すずき・さおり)

新卒で外資系経営コンサルティングファームに入社し、主に食品・消費財メーカーの戦略策定に携わる。現在は大手IT企業の新規事業戦略立案を実施。

 

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