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プレゼン上手=魅力的な人。これからの時代生き抜くために必要な、人の心を動かす「想いを伝える力」とは?

インタビュー

起業や新事業の立ち上げには、熱意を伝え、相手の心を動かさなければならない場面が多くあります。その際に必須になる『プレゼンテーション』。今回インタビューさせて頂いたのは、英語プレゼン術講座や企業研修などの活動を行っているアーティスター代表 伊藤ゆうさん。21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ちお話を伺いました。

1.「コトバが人生をつくる」ということ

―まず始めに伊藤さんの現在のお仕事内容と、そこに至るまでの経歴を教えて頂けますでしょうか?
現在はグローバル人材支援業を通して「コトバが人生をつくる」をモットーに、コミュニケーションのあり方の重要性を伝えています。 私が代表を務めるArtistar(アーティスター)は、「Artist」と「Star」を足してつくった造語です。言語教育を通して、一人ひとりの感性や個性を星のように輝かせて発信して欲しいという願いが込められています。

元々私は日本語教師になりたいと思っていたので、英会話スクールでアルバイトを行い、大学卒業後はアメリカで2年間、日本で8年間教師として働きました。様々な世代の言語指導をさせて頂く中で、一番印象深かったのは、“社会人の成長を見届ける瞬間” でした。毎年春になると、新入社員の若者が数名入校してきます。学歴もスキルもほとんど一緒だった新入社員が、次第に全く違う人生を歩むようになっていきます。そんな当たり前なことを、ふと不思議に感じることがあったのです。そして普段生活している中で、“相手に想いや出来事をどれだけ上手く伝えられているかどうかで、人生左右しているのではないか?” という仮説が出来ました。

「講習の様子」

―確かにコミュニケーション能力が高い人ほど、成長は早い気がします!
それらに気付いてから、ただ英語を教えるだけでなく「思いを通わせるトーク術」を授業として展開していきたいと思い、丁度10年というタイミングで起業を決意し、東京に上京しました。

―独立当初はどのようなことを行ないましたか?
今だから言える話ではありますが、独立に向けほとんど準備をしていなかったことに、東京に来てから気付いたのです(笑)大した人脈もない。実績も足りない。プロモーションに割くお金もない。今みたいにSNSもスマホもなかったので、本当に苦労しましたね。ですので、とにかく地道に会う人会う人に、「言葉で人は変わるんです!」「語学学習を通じて、人の可能性を開いていきたいんです!」という想いを、資料は使わず、“口頭だけ”で伝えていきました。

2.想いを伝えるプレゼンの原点とは?

―なぜ資料は使わなかったのですか?
資料があるとつい資料に頼りがちになりますし、資料無しでプレゼンした方が、“想いを伝える” と言う点では、強く伝わるはずだと思ったからです。そもそも先方先の会議の場や、時間を取ってもらってプレゼンをするという機会は、ほとんどありませんでしたからね。
私はそれ以外にも、そのプレゼンが「どれだけ相手に響いたのだろう?」ということを客観的に確認するためにも、伝えて終わりにするのではなく、動画で記録して見返すようにしていました。意外と自分で話している時は気付かないものの、姿勢や目線や声のトーン、間の取り方一つとっても、人には癖があります。それが酷いと、せっかくのプレゼン内容が集中して聞き取れない、なんていう場合もあります…

―学校の授業でも、先生の癖を真似する人がいたり、教えている内容よりも、どの先生が教えているかの方が大事だったりしました(笑)
そうですよね(笑)授業もそうですが、プレゼンをするということは、まず聞いてくれる相手ありきということを忘れてはいけません。初対面の方に何かを披露する場合は特に、冒頭の自己紹介が重要になってきます。「あなたと一緒に働きたい!」と思ってもらわなければ、いくら商品やサービスに魅力があっても何も始まらないのです。

「講習時も資料無しでの会話も大事にしています」

それが出来た上で、プレゼンは単なる説明ではなく「想いを伝える」ことが重要です。自分の信念をもっている人は自然と考えている密度が濃いと思いますし、「信念」や「想い」があるかどうかが、結果として説得力に繋がるのだと思います。だからこそ、まずは自身が価値観や生き様に誇りを持っているかどうかも大事になってきます。
私も、録音して、聞き返して、またプレゼンをして、という、トライアンドエラーをとにかく続けていきました。その中で興味を持って下さった方と出会えた時は、本当に嬉しかったのを今でも覚えています。

3.世界へと可能性を広げる相互理解とは?

―そんな伊藤さんが今思い描いている一番の夢はどのようなことでしょうか?
独立8年目にしてようやく、チャレンジしてみたかった英語初心者向けの塾を開校できたのですが、ただ言語を教えるだけでなく、たくさんの生徒さんががこの塾をきっかけに、人生の可能性を広げたり、見つけてくれたら良いなと思っています。
今回のレッスンでもお伝えする「気持ちが伝わるプレゼン」が出来るようになれば、世界中どこにいても、どんな提案でもあなたは “魅力的な人”として、相手に映し出すことが出来ます。
―思い返してみると、プレゼンが上手な人って自然と魅力的に見えます!

「英会話の授業の様子」

私の人生と事業のテーマは「相互理解」です。人と人、人と世界をつなげるのは「言葉」です。生き方と働き方が多様な今の時代だからこそ、大事になってくるのは、その言葉を伝える「コミュニケーション」なんだと思うんです。

4.チャレンジの積み重ねが自立への近道

―最後に今まさに「やりたい事」に向かって、一歩を踏み出せずに悩んでいる、そんなSHEsharesの読者に向けて、メッセージをお願い致します。

何事も一歩を踏み出す時や、乗り越える時には、「自分の心情と真摯に向き合うこと」が大事だと感じています。私は「こういうことをやってみたい!」と思いつくと、チャレンジせずにはいられない性格なんですよね。新しいことにチャレンジするからこそよく悩みます。逆にチャレンジしたいのに、“できない理由 ” を考えてしまうこともあります。だけどその不安さえも最近では客観視出来るようになりました。
これから特に人口構成や、経営環境など、大きく変化していく時代です。それに伴い職場環境、働き方、考え方、人への接し方も変わっていき、だからこそ “やってみないとわからないこと”= “チャレンジする機会” が増えると思います。
失敗したら怖いけれど、チャレンジしてもしなくても、人生には悩みと不安はつきものです。(笑)入念な準備と練習も大切ですが、どうか怖がらずにどんどんチャレンジしてみてください。その経験の積み重ねから、自分の可能性が見えてくることもあります。
自立して学習する人を育てるのが、私の責任でもあると考えています。だからこそ私は普段から「どうしたら継続的に勉強できるのか」ということを必ずお伝えするようにしています。中でも「守破離の法則」というものがありますが、守=形を学んで 破=それを壊して 離=自分流にしていくことが大事です。守の部分を一回学んでおけば、後は現場に帰って自分流にしていけるのではないかと思います。

「英会話塾でのイベント時の様子」

ぜひたくさんチャレンジして、たくさん経験して、自分らしい人生の形成を楽しんでくださいね。そして、私も教育を通してたくさんの笑顔を日本社会に増やしたいと願っております。

ー伊藤さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

▷伊藤さんのレッスン情報

そんな伊藤さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!
SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。
レッスン名:「冒頭5分で人を惹きつける!あなたのプレゼンをグッと魅力的にする話し方のコツ
開催日時:2018年3月25日(日)13:00〜15:00
開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

お申し込みはこちら

▷編集後記

私自身想いを上手く伝えられず、悔しい経験をしたことがたくさんあり、自発的に想いを発するということに、苦手意識がある気がします。だけど今回の伊藤さんのインタビューを通して、確かにこれからの時代そうした能力は必須となり、それが出来る人と出来ない人とでは、益々差が開くのではないかと思います。大事なのは完璧ではなく、「チャレンジすること」。「守破離の法則」を意識して、まずはプレゼン上手な方の真似から始めてみようと思います。
SHEshares編集部 寺重

伊藤 ゆう(いとう・ゆう)
大学卒業後、渡米。ミネソタ州とノースカロライナ州にて日本語教育に携わる。帰国後、大手英会話スクールにて英会話講師として勤務。1歳から80歳までの幅広い年齢層を指導。教務主任を務め、語学指導の他にビジネス運営にも従事。東日本部門において、優秀教師賞および売上トップ賞を受賞。10年間で延べ1000人以上のコミュニケーション向上のため語学指導をする。教務生活を経て独立。企業のグローバル戦略にコミットするグローバルリーダー育成やグローバルコミュニケーション・交渉術などを指導している。

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