納得するまで悩み倒そう。売れっ子フリーライターの、悔いのない人生の選択とは。

ライティング

今あなたがやりたいことは何ですか?やりたいことが見当たらない、あっても前に進めない、そんな方々へ。納得がいくまで悩み倒そう。しかし、自分で決めることが条件。後悔しないよう人生をめいっぱい楽しんでいこう。
そんな風に芯が通った考え方の持ち主。魅力的な言葉でインタビューした方々を表現し、多くの人に広めている、ライターかつ編集者の菅原さくらさん。今回は、普段は相手から話を引き出す側のプロが語ってくださいました。21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、言葉に限りない宝石箱を持つようになった経緯を伺いました。

1.とにかく人が好き。「何を書くか」明確にせずともライターとして生きる道。

ー初めに、フリーライターになった経緯を教えてください。

大学を卒業して、なんでもいいから言葉に関わる仕事がしたいと考え、広告や空間を手がけるベンチャーに入社。まずは空間デザインの営業をしていましたが、1年半ほど経ったころに広告の部署が売却されてしまいました。となると、ここにいてもずっと言葉の仕事ができない! と思い、すぐさま編集プロダクションに転職したんです。そこで取材や執筆の基本を教えていただいたのちフリーランスになり、今年でライター8年目です。

ー数えきれないくらいの取材や執筆をされていると思いますが、「書きたいこと」がぶれることはありませんでしたか?

「何を書くか」。それはライターになってから、ずっと自分の課題でした。しかし、何十本、何百本とインタビューを重ねるうちに、取材原稿を褒めていただくことがどんどん増えてきました。インタビューと文章力を研ぎ澄ませていけば、自分のことを書くエッセイストや創作をする作家にはなれなくても、職人にはなれる。書きたいものが明確になくたって、ライターとして生きていけるのではないかと、自分自身で納得しました。

2.自分の可能性を制限しない。好きなことを仕事にできる喜びとは。

ーライターとしてフリーになる一歩を踏み出したときの感覚はどのようなものでしたか?また、前に進む勇気についてSHE読者へ一言お願いします。

とにかくワクワクして、不安はゼロでした。自分の幅を自由に広げられることと、好きなようにできることがとても楽しみで仕方なかったです。自分が納得いくまで考えて、やると決めたことなら、実現するために手を尽くすだけ。困難にぶつかっても「なんとかする」と腹をくくってしまえば、意外となんとかなる気がします。もし、やりたいことがあるのに踏み出せない人がいるなら、自分の人生をあらためて尊重してみてもいいんじゃないかなと思います。

ーまさにライターは菅原さんの天職なのですね。そんな大好きなお仕事をしていて、ぶつかった壁や前向きな変化はありましたか?

これまでで一番大きな壁は、やはり妊娠・出産です。ブランクをつくると自分の居場所がなくなってしまう気がしたし、単純に面白い仕事を見過ごすのがイヤでした(笑)。だから、産休育休をとらずに働くことを選択。お金はかかったけれど、ベビーシッターや家族の助けのおかげで、自分の思うとおりに働き続けることができました。じつは子供を産んでからのほうが収入も増えています。また、文章や取材がうまくなればなるほど、周りの人たちに喜んでもらえる。そんな時に自分の存在価値が増していく幸せもあります。

ーこれからやりたいことはありますか?今の一番の夢を教えてください。

今はとにかく取材とライティングが楽しいので、基本は第一線で取材ライティングをやっていきたいです。大好きな「書くこと」を続けて、他人の魅力をふさわしい言葉で伝えていけたらと思っています。そのために少しでも多く、少しでも深い取材がやりたいですね。

3.「両立」という言葉は適さない。仕事と生活の「一体化」という新しい枠。

ーお子さんもいる中、取材や執筆でお忙しいと思いますが、どうやって息抜きをしていらっしゃるんですか?仕事とプライベートのうまい切り替え方を教えてください。

フリーランスはずっと働いているけれど、ずっと自分の時間を過ごしているともいえます。仕事も生活も自分にとってはひと続きで、切り分けられないから、両立という意識もあまりありません。原稿の合間にゆっくりカフェでお茶したり、かわいいネイルをしてもらうだけでもばっちり充電できる。保育園に子供を迎えに行くため、夕方にいったん強制リセットされるのが、意外といいメリハリにもなっています。子育てはイライラすることもあるけれど、やわらかい身体をぷにぷにしたり、つたないおしゃべりを聞いていると癒やされますね。

ーまさにワークアズライフですね。好きなことが仕事だからこそ、無理な切り替えがいらないということですね。

もし心や体が疲れても、自分の好きなことをうまく挟んで、うまくリカバリーできるほうかもしれません。それに、夫にとても支えられています。彼もワーカーホリックなので、コーヒーを淹れておしゃべりしながらともに働くひとときが、けっこう好きです。休日は、親子3人でお散歩に行くのが定番で、年に1回くらいはビーチリゾートへ旅行もしています。また、大学サークルの仲間とは、お互いのパートナーを連れて今でもしょっちゅう集まっていますね。

4.仕事や家族との生活を充実させるための、前向きな姿勢。

ーこれまでお話を伺って、菅原さんが発信する言葉がなぜ人を魅了するかがわかった気がします。最後に、人生について悩んでいる女性へ、力強いメッセージをお願いします。

私は、大好きな仕事にも、愛すべき家族にも、自分のやりたいことをしてきたからこそ出会えたと思っています。「自分が好きだからって仕事ばかりして、子どもが可哀想」なんて言われたことも。でも、こんなに楽しそうに働く大人が近くにいるなんて、息子にとってもエキサイティングじゃないですか? 私は、彼がどんな大人になるのか楽しみにしています。皆さんもやりたいことがあるなら、とにかく手を動かしてみてください。不安なら、リカバリーのための手段をやまほど用意しておけばいいんです。せっかくの人生なのだから、いつでも、やりたいことに向き合っていられたら素敵ですよね。

ー菅原さん、インタビューにお答え頂きありがとうございました。

▷菅原さんのレッスン情報

そんな菅原さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「どんな仕事にも役立つ「取材」スキルを身につけるライティング講座【前編】 〜下準備&インタビューのコツ〜

開催日時:2018年3月4日(日)13:00〜15:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-inc.jp/likes/courses/48/lessons/64?utm_campaign=18030413&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares

▷編集後記

菅原さくらさんの書いた文章を読んだとき、胸にとても熱いものを感じました。それは、言葉でなんと表現すればいいか難しいもので、しかし確かに今自分が興奮していることがわかりました。そんな魅力的な言葉を生み出す菅原さんがどんな人物なのか。ただやりたいことをやっているだけでなく、人に対して愛情深く、責任という土台の上で自由に仕事をしている。そう私は思いました。菅原さんの言葉が一人でも多くの人へ届きますように。貴重なお話をありがとうございました。

SHEshares編集部 杉岡

菅原 さくら(すがわら・さくら)

ライター/編集者。1987年の早生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。都内のベンチャー企業や編集プロダクションを経て、フリーランスに。人となりに迫るインタビューが得意で、紙やWebを問わず、取材記事を執筆。雑誌『走るひと』では副編集長を務める。タイアップや採用といったクライアントワークの実績も多数。2016年3月に息子を出産。
Twitter @sakura011626
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