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【青木想 連載 Only Oneなキャリアのススメ】軽やかに挑戦するために。不安と仲良くなる方法

コラム

今回もとても本質的なテーマですね。

「不安と向き合う」ということ。

今の世の中、全く不安なく生きられる人なんていないと思います。みんなそういった顔を見せないだけで、心のどこかで何かしらの不安を抱えているはずです。私だって、不安という顔がよく見え隠れして、そのたびに狼狽える自分がいます。

皆さんは、どんな時に不安を感じますか?何か新しい挑戦をするとき、見えない未来を想像するとき、わくわくする感情と一緒に、不安の波が押し寄せるのではないでしょうか。

 

‘‘自分を信じる”以外に方法がなかった

私も、リクルートという大企業から、全く畑違いの金融の営業に飛び込む時は、不安でいっぱいでした。

子どもが2人いる中で、やったことのない営業職。それだけでも大変なのに、固定給ではなくフルコミッション。世の中の人が考える、大企業・固定給・高収入という安定を全部捨てて、普通の人でも尻込みするような決断をしました。今考えれば、本当に狂気の沙汰ですよね。笑

そんな私を見ていた周りの人たちも、「大丈夫?!どうしても転職するの?頑固だねぇ」とあきれる始末。当時は0から1どころか、0から200ぐらいのジャンプだったんです。

 

だから当然不安でした。むしろ不安しかないわけです。

入社するまでの毎日、何度も何度も、「あなたなら大丈夫!絶対にできる!」と一生懸命自分に言い聞かせました。娘たちと一緒にお風呂に入るときにはいつも、誰よりも大きな声で‘‘レットイットゴー”を歌って、自分を鼓舞し続けていたんです。

当時の私は、そうやって自分を信じる以外に方法がありませんでした。‘‘自分ならできる宗教”なのではないか、と思うほど盲目的に、頑なに、信じていました。

まさに不安の大波を目の前に、絶対にこの波に流されない!と言わんばかり、全力で『信じる』という名の岩にしがみついているような姿だったと思います。

 

不安は‘‘乗り越える”のではなく‘‘受け入れる”

私は状況的に追い込まれていたので、前進せざるを得ないし、逆にそれができました。

もちろん、どんなときも熱狂的に自分を信じて先に進められるなら何よりです。自分を信じる力は、何をするにも必要となる大事な力だと思います。でも、そうは言っても、「私ならできるはず!」という想いだけで進むことはすごく難しい。

それに自分への信頼貯金は、何度も挑戦して、ちょっとずつ成功体験が積み重さなることで、はじめて得られるもの。初めての挑戦から、そんなに簡単に信じられないですし、毎回そんなに全身全霊をかけて自分を鼓舞し続けていたら、疲れてしまいます。

 

だから最近は、もっと不安と仲良くなればいいのでは?と思うようになりました。

そもそも、不安ってなんだろう。逆に安心って、どういうことなのだろうと考えてみると、安心も不安も本質的には定義などないことに気づいたんです。私たちが安心だと思っていることでも、実際には、自分が安心だと思っているだけで、そこに「絶対」はありません。自分が安心だと思えば安心だし、不安だと思えば不安です。

だから、まずは不安の正体を明確にすることが大切だと思います。何に不安なのか。その不安の正体から逃げないこと。

不安と向き合うのは楽しくありません。できればしたくない。気持ちも落ち込み、とても怖いです。あぁ、どうしよう、なんで私はこんなに臆病なんだろうと。

でもそれでいいんです。私、今不安だって思ってる。すごく不安。だけどしょうがないよね、とそんな自分を受け入れてあげればいいんです。

不安を感じる状態は特別なことではなく、むしろ人間として正常ですよね。目の前の不安を受け入れてあげる。それが不安と仲良くなるということだと思います。

でも、不安を受け入れると、よけいに怖くて行動できないときもあります。

人生には3つ坂があって、上り坂、下り坂、まさか、というように、ある日突然、安心の土台がひっくり返ることがあります。厄介なことに、人はそういうまさか!を経験すると、「もしこうなったらどうしよう…」と考える力も鍛えられてしまいます。

想像力とは時にとても残酷ですね。不安を駆り立てる想像が止まらなくなり、動けなくなるときもあるはずです。

そんなときは、不安はそこにある、だけど何かできることがあるんじゃなかなと考えてみてください。

不安だからできない、というルールはどこにもありません。行動するため、不安を無理に打ち消したり、乗り越えたりしなくてもよいのです。不安でもできることはある、と考えると、最初の一歩が、今までよりもずっとずっと身軽に感じるはずです。

私自身も、そうやって考えられるようになってからは、挑戦することが前よりもずっと気楽に楽しめるようになりました。

 

不安でいいから未来に向かえばよい

ありがたいことに、物事は0か1かではなく、その間にいくつもの小さな一歩があります。

ベビーステップと言われるものです。0.1でも進めば、それは1に変わりないのです。0ではない。大事なのは、不安と、自分の行動を一致させないことだと思います。

何か新しく始めたいと本当に心から望むなら、不安でもいいから、少しでもいいから、その未来に近づけることをすればよいのです。その一歩がすごく小さくても、0か0.1かの違いは、将来の10や100を生み出す。

たとえ自分を信じられなくても、その未来だけはちょっとだけ信じて、ぜひ新しいことに迷わず進んでほしいなと思います。

 

 

青木想(あおき・そう)

2007年3月 慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、同年4月に新卒で株式会社リクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)に入社。計数管理、事業戦略立案から法務、総務業務、サイト設計など、リクルートの企画職を全て経験。入社3年目と6年目に出産をし、キャリアの半分以上をワーキングマザーで過ごす。離婚を機に、自分のキャリアを見直し、2016年6月から外資系金融機関の営業職へ転職。初年度新人コンベンションで1387人中3位、女性営業マン1位を獲得。世界トップ1%の金融セールスマンだけが入会するMDRTに該当。天職と思える保険の仕事を通して、お金のことは全部相談できるという存在になりたいと想いと、リクルート時代の経営企画の経験を生かして、起業家支援をしたいという2つの想いから、2018年2月に株式会社Loveableを設立。

『あなたの愛すべき人生をいつまでもあなたらしく』をビジョンに、フィナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産形成を支えながら、情熱と高い志をもつベンチャー起業を中心にの経営支援に携わる。

https://loveable.co.jp/

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