薬剤師ライターへの挑戦〜フリーランスへの第一歩〜

初めまして。

薬剤師兼フリーランスライターとして活動しているオノチナツです。

私は薬剤師という資格にとらわれて働くのが嫌で、新卒で会社員になりました。

でも今は薬剤師をしています。そして、ライターもしています。

今回は、働き方に対する心境の変化や、薬剤師とフリーランスの両方が必要な理由などについて書きました。

資格があるなら使わなきゃいけないということになんとなく疑問を感じている人、

今、会社員として働いているけれど、これからフリーランスになろうとしている人に読んでいただきたいです。


「あ、私、自由になるんだ」

大学を卒業して、新社会人になるタイミングでふっと浮かんだ。

なにかから解き放たれるとかではなく、自由だ、ただただそう思った。

やりたいことは特になかった。

けど、無性にワクワクした。

私は今、薬剤師をしている。

同時にライターでもある。さらには、イベント企画を行ったり。

一見バラバラにみえてしまう。

でも、全部、ひとつの目的のために動いている。

そう「だれかのなにかのきっかけに」なりたくて。


大学卒業までの私

泣いて過ごした小中高

私、多分、普通に明るい子だったと思う。

生徒会長をして、バレー部キャプテンをして、知り合いもいっぱい。

けど、夜は毎日泣いていた。

理由?

漠然とだけど、

「生きてる意味ってなんだろう?」

そう思っていた。

悲しいから泣いている、とかじゃない。

なんだろう、絶望?

そして、答えが出なかった。

病んでる?そうなのかな?

むしろ冷静に淡々と「生きてる意味ってなんだろう?」って思っていた。

私は生まれつき、なにか使命がなきゃダメなタイプらしい。

大学受験が一番泣いた。

「なんで勉強しているの?」

大学に合格するため、その理由は私には不十分すぎた。

そんな中、私は薬学部に合格した。


追われる大学生活

薬学部は最終的に国家試験があって、合格しないと薬剤師になれない。

その合格のために、私はいろいろ犠牲にした。

けど、犠牲にしたっていう意識はない。

自分でそうしたかったから。

楽しいことをしたら試験に落ちるんだ、って、普通に思っていた。

一種のおまじないだった。

楽しんじゃいけない、ずっと勉強していなきゃいけない。

自分の好きなことに取り組む時間は作ってはいけない。

私には自分のことなんて考える時間もなかった。

そうして、私は薬剤師になった。


就活の右と左

もっと色んな働き方をみてみたいな。

そう思った私は、薬剤師ではなく、企業に入ることにした。

そのときは、薬剤師をやりたいかやりたくないか、そのニ択で考えていた。

それで自己分析ができていると思っていた。

そして、このときから、少しずつ自分について考えるようになった。


大切なことの見つけ方

自己分析で必要なのは、自分がなにを伝えたいかじゃないかなと感じている。

「私はなにをしているときが心地良いの?」

「私はなにを幸せと感じるの?」

自分の好きを知った。

本を読むのが好きだった、雑誌を読むのが好きだった、日記を書くのが好きだった、手紙を書くのが好きだった。

そうだった、私、文章が大好きだった。


その他にも、


・人の価値観を知ることが好き

・女性のライフスタイルに関心がある


など、自分の中にずっとあったけど気づいていなかったことが明確になった。

徐々に自分が見えてきた。

好きだけじゃないその先のもう一歩が見えた。

そして、

「私、女性のライフスタイルにきっかけを与えたい!」

気づいてしまった。

それが私のビジョンだった。

そして、私はライターになった。

そこから、一瞬で環境が変わった。

いや、変えた。




ゴールに必要なものを選ぶ

今、私が薬剤師をしているなんて、一年前の私が知ったら驚くと思う。

就活のときは、この仕事をやりたいかやりたくないかで決めていた。

でも、今は違う。

ライターとして健康の記事を依頼されることが増えた。

その記事もだれかに「きっかけを与える」一つの手段。

それには薬剤師として現場で働いていないと説得力がないと感じた。

薬剤師という経験が「きっかけを与える」手段として必要だった。

さらに、薬剤師は薬で身体の健康を支えるとともに、「きっかけを与える」ことで心の健康を支えられる。

そんな素敵なお仕事だって気づいた。

「だれかのなにかのきっかけに」というビジョンを伝えるためには薬剤師が必要だった。

「きっかけを与える」ためには、薬剤師が必要なの。

ビジョンにつながるひとつの要素なの、だからやりたいの。

そして、色んなライフスタイルがあることを伝える手段として、ライターであることも必要。

薬剤師もライターも、自分がやりたいだけじゃなく、自分が与えたいことに必要だった。


副業禁止の壁

私は入社4ヶ月で新卒入社した会社を辞めた。

辞めたからかっこいいでしょ、というつもりはまったくない。

理由は、私がライターの仕事を始めてしまっていたから。

会社は副業禁止だから、誰にも言えなかった。

そんな中で、フリーランスをしている仲間にたくさん出会った。

勉強のためにいくつかの会社を掛け持ちしていたり、

会社は週4日出勤で他の日にフリーランスとして活動をしていたり。

そんな姿を見て、副業できる環境は自分で整えなきゃいけない、そう気づいた。

私の入った会社は規模も大きく、規定を変えることは難しすぎた。

それなら、副業できる就職先を探すしかない。

次のステップに進むために会社を辞めた。

この仕事が嫌だから辞めたんでしょ。

周りからそう思われることも多いけど、そうじゃない。

それはこれからの私を見てもらって、納得してもらうしかない。


やりはじめちゃうこと

ここから先は、やりたいことも徐々に見えてきて、一歩踏み出したいけど、

どうしよう、って悩んでいる人に読んで欲しい。

フリーランスの一歩を踏み出すには2ステップあると思っていて。

初めのステップは、自分の好きなことを見つけたいかどうか。

「自分の好きなことがなにかわかりません。」

って悩んでる人が多いけど、その時点で大きな一歩だと思う。

自分の好きなこと、本当にやりたいことに「気づく」ということすら知らない人もいる。

昔の私みたいに。

だから、その悩みを抱えているだけで一歩踏み出してるから大丈夫!って伝えたい。

2ステップ目は、やりたいことをやるって決められるかどうか。

このハードルを乗り越えたら、その後はすんなりいくと思っている。

結局、「やるかやらないか」、っていう言葉そのものでしかない。

私が一歩踏み出す時に「怖いな、このままでいたいな。」と思ったときに、

ふと思い浮かぶ言葉は

「やる人はやる、やらない人はやらない」。

この一言で、大体のことは決められる。

本当にやりたいことだったら、よーし、やってみちゃうか自分、って感じになる。

そのときに大切なのは「これが正解なんだ」って自信を持つこと。

地に足をつけつつ、これが正解だもんなーと根拠のない安心感を持つことも重要。


親の反対をどうするか問題

私が会社を辞めることに対して、親は反対した。

一大事。

親戚総出で止めに来た。

心配をかけたくないから、表面上ではわかったふりをしていた。

それでも、私はライターの仕事をしていた。

最終的にはそれがなによりの説得だった。

我が子が信念を持ってやっていることに対して、文句を言ったりや否定をしたりする親はなかなかいない。

でも、これからライターをしたいんだ、って状態だと、親も心配だからこそ、止めてくるんだと思う。

親が…って思っている人はとりあえずやってみたらハードルは下がるんじゃないかなあ。


一歩踏み出してみて

会社を辞めて、薬剤師をしながらフリーライターをしている。

将来、どっちかになりたいわけではない。

どっちも続けたい。

それはやりたいことが多すぎるから。

(夢って呼んだら、遠い存在な気がして、すぐにでも叶えたいから、やりたいことって呼んでいる。)

・患者さんに薬だけじゃないなにかを受け取って笑顔で帰ってもらうこと

・ライターとして色々な人のライフスタイルを発信すること

・東北でイベントをすること

・地元青森でイベントをすること

・来てよかったなって思える薬局をつくること

・医療関係者の働き方の幅を広げること

全部バラバラに見えるけど、全部繋がっている。

その循環が心地良くて。

一歩踏み出してよかった。

「だれかのなにかのきっかけに」なりたくて。

私は今日もその中にいる。


▶︎執筆 オノチナツ


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