心地よいフリーランスを目指して「自分の強みを愛してあげよう」

こんにちは、副業家(パラレルワーカー)の野里和花(@robotenglish)です。

本連載は新卒フリーランスを経て、自分が活きる働き方を実現したわたしが、『理想の働き方を実現するために』をテーマに、経験やそこで得た教訓をもとに、好きを仕事にしたい人や自分の個性を活かしたい人・もっとやりがいある仕事を手に入れたい人に向けて、執筆しています。

 

連載第2回では、”フリーランスの生存戦略とは「駆け出しフリーランサーはコミュニティとつながろう」”と題して、フリーランサーとして軌道にのった経緯をもとに、仕事の幅を広げるためにコミュニティとつながろう!というお話をしました。

 

さて、コミュニティとつながると、自然と周りにフリーランス仲間が増えると思います。そこで今度、ぶつかる壁は…「みんなすごい!わたしなんて」と、自分を過小評価して仕事に自信を無くしてしまうことです。

 

わたしも独立して半年間、これに悩まされました。ですが、いまは自分自身と、自分のする仕事に自信をもって取り組めています。

 

・周りと比べてしまって自分らしい仕事ができない

・自分の強みがなにか分からない

・わたしよりすごい人がたくさんいる、これでフリーランスでやっていけるの?

 

今回の記事は、こんな不安を抱えている独立したい人・駆け出しのフリーランサーに向けて書きました。ぜひ最後まで読んで、自分の強みと向き合ってください!


■周りのフリーランスがみんなすごい人に見えてしまう

連載第1回で、「フリーランスはそんなにすごいことじゃないよ、踏み出せばなんとかなるよ」というお話をしました。

フリーランスは外から見るとなにか特別な人であるように思えてしまいがちですが、全然そんなことはなく、誰にだってなれるチャンスはあります。誰にとっても開かれている門なのです。

 

ただ、やはり、独立し、その後も継続的にフリーランスとして収益を伸ばし続けられる人・確実にキャリアアップをしていける人は「すごい」と、間近で見てもそう思うことでしょう。

 

わたしはひょんなことからフリーランスになったタイプの人間なので、そこに対してのハードルは極めて低かったのですが、その後、周りのフリーランスを見渡したときに大きな壁を感じるようになってしまいました。


■コミュニティに所属し、充実した日々を送っていたが

連載第2回では、コミュニティに所属することでフリーランスとしての仕事の幅を広げようというお話をしました。

わたしは、本格的にフリーランス活動をスタートしてすぐに、コワーキングコミュニティ「まるも」という、千葉県富津市金谷という田舎の港町にあるコワーキングスペースの店長を務めることになりました。

 

日中はコワーキングスペースの運営(接客やスペース改善、イベントの企画運営など)をこなし、それ以外の時間に、ライティングのお仕事をしたり、ブログを書いたり…と、なかなかペースのいい生活を送っていました。

 

コワーキングスペースなので、会員の多くがフリーランス。

その仕事ぶりを間近で見られることも、店長としての利点のひとつで、仕事を分けてもらったり、アドバイスをもらったり、刺激を受けたり、とてもいい環境だったと思います。

 

ただ、すこしずつフリーランスとして成長していく過程で、最初は「周りから学んでいる」だったのが、「周りより劣っている」に変化していってしまいました。


■周りのフリーランスと比較してもがくこころ

いつまでたっても周りに助けられ、学びを与えられている状態だと、それはすごくすごく恵まれた素晴らしい環境であることが分かっているのに、それでも「わたしはいつまでたってもだめだ」「助けられてばっかり」と自分に自信をなくしてしまいます。

 

そばにいるからこそ、彼ら彼女らは(いい意味で)そんなにすごい存在ではなく、目指すべきロールモデルとしてとてもよき存在となるはずなのに、そのころにわたしは、ただただ相手の素晴らしいところと自分を比較しては落ち込んでいました。

本来なら、相手の強みから、自分の課題を見つけたり、相手の弱みから、自分の強みを見つけたり…そうやって周りの環境をうまく利用していくことが理想的であると頭では理解していても、羨望の眼差しを向けるだけにとどまり、そのさきの課題発見・自己分析というステップに進むまでの余裕を自分のなかにつくることができませんでした。


■自分の強みを再確認する 

そんな、自分の仕事への自信も失いかねない状況にいたなか、わたしは自分の仕事に値段をつけるチャンスを得ます。

 

それまではライターとして、「1文字〇円」や「1本〇円」と、クライアントから提示される値段から、適正価格かどうかを判断して、仕事を請ける・請けないの答えを出していましたが、ここで初めて、自分から「わたしの価値はいくらです」と提示する機会がやってきたのです。

 

「わたしの書くものは、1本10,000円」

 

わたしが提示した金額はそうでした。それまでのライティングの価格よりも大きな額です。ただ、その分、自分しかできない仕事をすると決めていました。正直、怖かったというのが本音です。もっと安く仕事を請け負っている人はたくさんいます。この価格で仕事があるのか?周りの人はこれくらいわたしに価値を感じてくれているのだろうか?不安でした。

 

しかし、とてもありがたいことに、そんな不安なんて最初から必要がなかったかのように、すぐに仕事がやってきました。依頼してくれたときのクライアントの言葉は、いまのわたしも支えています。

 

「あなたの書く文章がすきです。だって、誰にも書けないものだから」

 

■あなたの強みはなんですか?

周りのフリーランスの強みを勝手に棘のように受け止め、そこから学ばずに自己否定の材料に使ってしまっていたわたしでしたが、クライアントの言葉で、最初から自分がもっていた「書く」という強みを再確認することができました。

 

そこから、たまに落ち込み、比較してしまうことはありますが、「あの人のこういうところは素敵。真似して、わたしの強みとうまく掛け合わせられないかな?」そんなふうに、前向きに、学びの姿勢をまずはとれるようになりました。

 

それは、相手にはない自分だけのとっておきの武器があるから、それが自分の芯となって左右されずに済んでいるからだと思います。

 

わたしの強みは「書く」ということです。

さて、あなたの強みはなんですか?

 

■誰にもない、あなただけの強みの見つけ方

考えてみてください。思いつきましたか?

 

ぱっと浮かんだものがある人は、どうぞそれを大事に育んであげてください。それはきっと、困難なときや迷ってしまうときに、あなたを支えてくれるに違いありません。

 

思い浮かばなかった人は、どうか、「わたしには強みなんてないし…」なんて悲しいこと思わないでください。あなただけの強みはきっとあります。

 

たとえば、わたしは絵を描くことがそこそこ得意です。ただ、わたしくらいの絵のレベルの人はたくさんいます。

ただ、そこに「書く」という武器を足せば、「絵も描けて、文も書ける」人はぐっと少なくなるはずです。さらに、わたしはブログ運営やSNS運用もできるので、そこに発信という要素を足すと…「絵も描けて、文も書けて、さらにそれを発信する術をもっている」となると、特別な強みをもった人に感じられませんか?

 

絵だけでは、もっとうまい人がいる。文だけなら、ほかにも書ける人がいる。発信なら、わたしじゃなくても。

そんな一見すると、ほかの人にもありがちな要素であったとしても、足したり掛け算したり、たまに引いたりすると、オンリーワンの強みがおのずと見えてくるはずです。

 

「100人に1人」だとすごくないかもしれない。でも、「100人に1人」の要素を3つ掛け持つことで、あなたは、「1,000,000人に1人」の才能に昇華します。だから、「わたしには」なんて言葉は禁句です。探してみてください。あなたにも、あなたにしかない強みはきっとあります。

 

■ちいさな強みでも、武器になる


こうやってちいさな強みの積み重ねが、武器になります。

周りと比べ、自分のできないことにばかり目を向けるのではなく、いくらちいさくてもいいので、自分のできることを並べ、アピールしておくことが重要です。

 

また、自分にとっては本当にちいさく、取るに足らない要素に思えることでも、他人からしたら羨ましい才能であることもすくなくありません。

 

たとえば、ライターというとものすごく才能ある存在のように思えるかもしれませんが、ライターは作家とはまた別の職業なので、「納期を守れること」「"てにをは"が間違いなく使用できていること」「クライアントと連絡をまめにとれること」がまず大事になってきます。

 

実はこれ、多くの人にとっては「当たり前じゃん」と思われることかもしれませんが、案外守れるライターは少なく、この常識ともいえる部分がしっかりしているだけで、あなたは信頼に値するライターであるといえます。立派な武器ですし、それを営業に使い、とれる仕事はたくさんあるでしょう。

 

■自分の強みを愛してあげよう

自分にとっては当たり前でも、人の目を通すと、あなただけの才能はほかにもたくさんあると思います。

ぜひ一度、周りの人に「ねえ、わたしのいいところってどこかな?」と聞いてみてください。きっとそこから得られる答えは、あなたがまだ出会ってなかったあなたの素敵な一面に気付けると思いますし、自分のことをきっともっと愛しく思えるはずです。

 

人と比較するのは、しんどいですよね。自分が劣っていると思えるのは、辛いですよね。

 

フリーランスは自分の能力を売る商売といえるので、比較や自己評価に苦しめられることはすくなくないと思います。

 

そんななかでも、自分の強みを常に「自分自身で」理解してあげて、それを愛し・大事にすることで、それが軸となり芯となり、あなたの活動や、生活を支えてくれると思います。

 

あなたの強みはなんですか?

それをうんと、愛してあげましょう。

野里和花(のざと・のどか)

1993年鹿児島生まれ。

福岡の大学で哲学(恋愛や家族、性、死など)を学んだ後、語学留学へ。上京後、フリーのライターとして活動をはじめる。ブログ運営、SNS運用、イベント企画運営、講師業、コワーキングスペースの店長などフリーランスとしての活動は多岐にわたる。2017年秋にITベンチャー企業「株式会社Ponnuf」に入社。独立支援の田舎移住型Web合宿「田舎フリーランス養成講座」運営マネージャーを務め、全国を"旅する会社員"としてまわり、同講座を各地で開催している。

副業家(パラレルワーカー)でもあり、ライター/ブロガーとして、アフィリエイトサイトのライティングやオウンドメディアの編集、PR記事の執筆を行っている。

好きなことは映画観賞、ファッション、旅行、さんぽ、カフェ巡り、読書。将来の夢は夫婦で起業して田舎でスペース運営を行うこと。

Twitter:@robotenglish / ブログ:https://www.moguogu.com/

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