どうやって出会う?現代の婚活事情【ミレニアル世代のパートナーシップ概論 #2】


パートナーシップ・コーチを務める塚越悦子の連載、【ミレニアル世代のパートナーシップ概論 】。前回の記事では、ミレニアル世代の結婚観について比較し、自身の国際結婚に至るまでの経緯を記載しました。

今回は、キャリアに恋愛に悩めるミレニアル女性に向け、結婚の前段階である「出会い」について考えてみたいと思います。


「婚期を逃すかも?」キャリアアップとの葛藤

私は月に一度のペースで、女性限定の交流会を開催しています。

ランチもしくは夕食を囲みながら、恋やキャリアや趣味などについて楽しくおしゃべりをするという趣旨の会です。

参加する女性の年代は20代~50代とバラエティに富んでいて、それぞれの世代で結婚やパートナーシップに対する考え方も変わっていっていることを感じています。

そんな中、先日お会いした女性は、キャリアアップのことも考えて、「いずれ留学もしてみたいという気持ちがある」と語っていました。

でも、一方で「キャリアを優先していると、婚期を逃すかもしれない」という気持ちの間で揺れ動くこともあるそうです。

前回の記事では、日本のミレニアル世代の中には「不確定要素を早くつぶしたいから、早いタイミングで結婚を希望する人が多い」というデータもご紹介しました。

「キャリアを真剣に追求したい」、そして「結婚して家庭を築きたい」という希望をもっている女性が、それぞれのタイミングについて、あとあと悩まなくてすむようにしたいという気持ちなのだろうという推測が成り立ちます。

先に結婚してしまえば、その項目はチェック済みになり、心配しなくてよくなるという気がするのでしょう。その気持ちもよくわかります。

実際のところ、結婚したからといって「安心」とは言えない部分もあるのですが、それはまた別の機会にお話ししたいと思います。

パートナーとの「出会い」問題

交流会で毎回のように話題になるトピックは、パートナーとの出会いについてです。

私の周りには国際結婚を希望している人も多いので、出会いを目的としたアプリやウェブサイトを利用している人も少なくありません。

先日も、集まったメンバーの中で半数はネットでの出会いの経験があると語っていました。そのうちの一人は、真剣なお付き合いが進行中です。

ミレニアル世代の早婚願望も、そのうちの何割かは「学生時代から交際している彼と、早いタイミングで結婚したい」というものがあるようです。

学生時代に同級生だったり、サークルが同じだったりという「顔を合わせる機会が多い関係」から発展したお付き合いのメリットは、交際する前から相手のことをある程度は知っている場合がほとんどであるということです。

その点では、社会人になってからも、同期で入社した仲間だとか、同僚や上司・部下の関係だったという場合は似たような感じだと思います。

一方で、そういう「日常的に顔を合わせる関係から発展したおつきあい」ではない場合、出会いから交際に至るまでのハードルが少しあがってきます。

オフライン、オンラインの婚活。それぞれのメリット・デメリット

いわゆる「婚活」ということになると、結婚相談所、Webサイトやアプリなどのマッチングサービス、趣味や勉強会などの集まり、家族や友人知人からの紹介・・・など、いろいろな選択肢があります。それらの出会いの形にはそれぞれの特徴があります。

結婚相談所の婚活

結婚相談所のメリットとされる部分は、パートナー候補が本当に独身なのかどうかが明確であること、家族構成は、仕事や年収は、趣味は・・・など、基本的な情報は「会うかどうか」を決める前にすべて開示されているという点です。

社会人になってから誰かと出会おうとしたとき、バリバリ仕事をしている人にとって最も足りないのは時間です。

「誰と会うか」という選別には意外と時間がかかるので、「一刻も早く誰かとお付き合いを開始したい」という場合には、信頼できる人(会社)にこの作業をアウトソースすることで時間の短縮ができそうです。

ネット上の婚活

一方、ネットなどを使って出会いを求めていく場合には、前述の「パートナーについての事実確認」は自分でする必要があります。

コミットメントのあるおつきあいを求める人にとっては基本中の基本である、「相手が独身なのかどうか」という点も、明確な答えを得るまでには少し手間がかかります。

私の周囲には国際結婚を希望する女性も多いのですが、外国人の場合はこの点ではさらに難しくなります。ネットでの出会いで、しかも遠距離という場合も多いために、実際に顔を合わせるまでとりあえずオンラインでのやりとりが続くことになります。

相手が本当にシングルなのか?という客観的な証拠を得ることなくお付き合いを開始し、後で傷つくことになってしまったというケースを見聞きすることがあり、この点については本当に注意していただきたいなと日ごろから感じています。

「出会い方」よりも大切なこと

結婚相談所は少し伝統的すぎるし金銭的にも厳しい、でもネット婚活のようにすべて自分で調べたり、見極めたりする時間もない、という場合には、「愛は技術」「我がおっぱいに未練なし」などの著者で、私の尊敬する川崎貴子さんが主宰している「キャリ婚」がお薦めです。

「結婚しても共働き」を希望する男女のために作られたこのサービスでは、男性は全員が面接を経て会員になるとのこと。そして、女性会員からしかアプローチできないシステムになっているそうです。

出会いの方法については、各自のそれまでの経験に基づいたイメージがありますし、またパーソナリティによって自分に合う・合わないという好みもあるでしょう。

ひとつ言えることは、「出会い方」それ自体に何か問題があるものではない、ということです。

どんな出会い方をするかよりも、出会った後に、そのご縁を育てていけるかどうかが、パートナーシップをきちんと築けるかどうかを左右します。

そのために、最初の数回のデータで必ずチェックしてほしい「出会った人がパートナーシップに向いているかどうか」という点を見分ける方法について、次回に書いていきます。どうぞお楽しみに!


【ミレニアル世代のパートナーシップ概論】連載について

私は2010年に「国際結婚一年生」(主婦の友社)を出版し、国際結婚をしたい方や、既にされているカップルのご相談にのってきました。また、2016年に「異性の心を上手に透視する方法」(プレジデント社)を翻訳出版しています。恋愛や結婚、パートナーシップについてのご相談を受け、皆さんのお悩みについて一緒に考えて日々を過ごしています。

本連載は、ミレニアル世代のパートナーシップをテーマに、恋愛や結婚、そしてライフデザインについて書いていきます。

私の詳しい経歴等は、こちらのインタビュー記事をご覧ください。また「ラブ&マリッジ研究所」でも情報発信をしています。

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