「生きるのはしんどい。だから楽しむ工夫をする」DRESS編集長の人生を楽しむ工夫とは?

楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターになり、現在では「DRESS」の編集長を務める池田園子さん。今回は現在のお仕事内容から将来の展望、読者の皆さまへのメッセージをお伺いしました。「人生はしんどい。だから楽しむ工夫をする」そう言い切る池田さんの人生観に触れることで、あなたの本音を改めて振り返る機会になることと思います。

あなたにとって、人生とは?

売れっ子に学ぶ!【女性ライター・編集者の働き方】トークセッション | SHElikes(シーライクス)21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブ

第一線で働くライター・編集者の女性3人が、働き方やこれからのキャリアについて話します。 <br> ◆どうやってライターになったの?    最初の仕事をゲットする方法、副業でライターをするお作法 ◆どうやって、仕事をつくる?    営業や人脈づくり、企画、価格設定で気をつけていること ◆ライフステージが変わっても、楽しく働ける?    結婚や出産のリアルな影響や、困ったときの解決法 ◆食べていけるライター・編集者になるには      ライターとして気をつけたいこと、これからのキャリアステップ <br> 最後には質疑応答や交流の時間もあるので、疑問を解消しつつ、同じ志の仲間と出会えます。 モデレーターは、SHEでライティングコースを受け持つライター・編集者の菅原さくらさん。 ゲストに、Webメディア「DRESS」編集長・池田園子さんと、副業からライターをはじめて活躍されている小沢あやさんをお迎えします。 <br> <概要> 16:00 START・登壇者紹介 16:10 トークセッション 17:30 質疑応答&終わりしだい交流会 18:00 CLOSE

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1.「DRESS」編集長として活躍する池田さんの実際のお仕事内容とは?

-読者の皆様の中には、フリーのライターや編集者のお仕事に興味のある方も多いと思います。池田さんのDRESS編集長としての具体的なお仕事内容を教えてください。

新規企画、連載を考えたり、新たな著者を発掘したりと、新しいものを生み出すことが多いです。既存の著者の原稿の進行管理、編集、新規企画の相談に乗るなどの業務もボリューム多めです。Google Analyticsなどの数字、SNS上で寄せられた記事への感想などを見ながら、いかに良いものを作るか考えています。

「DRESS7月特集で取材したジュエリーデザイナー、脇島明希奈さんと取材後に写真を撮りました」

-一言でライター、編集者と言えど幅広い業務があるんですね。定性と定量合わせて日々分析する中で、読者が求める記事を量産していらっしゃるからこそ、DRESSがどんどん発展しているんだと感じました。アプリも最近リリースされていて、本当に勢いが日々加速していることを感じます。

同じメディアをつくる者として、池田さんのお仕事を本当に尊敬しています。そんなDRESS発展を先導する、池田さんの強みやご自身のお好きなところを教えてください。

良くも悪くも真面目なところでしょうか。〆切を守る、徹底的に推敲する、インタビュイーが原稿を確認しやすくするなどの、当たり前のことは真面目にやります。そこは良いところだと思います。一方で、真面目ゆえに、自分について「ちょっと考え方が硬いな、面白味がないな」と感じる面もあります。


2.「DRESS」が大切にしている価値観

-多大な業務量の中でも、一つ一つの当たり前を丁寧に守るからこそ、編集長という大きな舵取りをやっていけるんですね。

池田さんがDRESSの編集長を務める上で最も大切にしている価値観を教えてください。

どんな生き方も考え方も否定しないこと。「そういう生き方も考え方もあるよね。人それぞれだよね」という思想を持つことを大切にしています。DRESSのコンセプトは、私と編集部で考えたのですが、女性が今よりもっと自由に生きる後押しになるようなコンテンツを届ける、ということを軸に、「自分らしく輝きたい女性のためのWebメディア」と置いています。

「女性だから〜しなければ」「妻だから〜しなければ」「母だから〜しなければ」そんな固定概念を取り払えるようなコンテンツ作りを日々追求しています。

-まさに、SHEsharesのコンセプトとも親和性が高くて、心底共感いたしました「DRESS」の記事は1つ1つがコンセプトに当てはまっていて、メディアそのものの世界観に引き込まれていきます。

それは、世間の常識にまどわされず、独自の視点をお持ちの池田さんが編集長を務めている、ということが大きく影響していると思います。

独自の視点を磨くために、日々実践していることはありますか?

とくにないです。昔から人の目や世間の常識などを気にしないタイプだったので。ただ、「人は思ったほど他人を気にしていない」という思いはあると思います。別に私、芸能人とか有名人でもないし、私に関心を持つ人っていないよね、みたいな(笑)。それと、一度きりの人生ですし、あまり長生きをしたくもないので、生きている間は何かに縛られず、自分がしたいように生きたいなと考えています。

-「他人はあまり私に関心がない」と心底思えたら、確かに最強になれる気がします。池田さんご自身は、フリー編集者に挑戦した際、迷いや不安はありませんでしたか?

迷いや不安よりも、がんばろうという気持ちのほうが強かったです。上にもあるように、人生は一度しかないので、くよくよしたり考え込んだりする時間がもったいないなとも思いました。始めたら、あとは走るしかない、やってみるしかないと考えています。それで失敗しても歩けなくなるほど大きなケガをするわけでもなく、命をとられるわけでもないので…!

-池田さんの考え方は、人生を悟っていらっしゃるようで、すごく安定感がありますね。つい失敗すると、悲しみや悔しさが爆発してしまうので、一歩踏み出す前にひるんでしまいます...。

池田さんはこれまで大きな壁にぶつかったご経験などはありますか?

幸か不幸か、まだぶつかっていません。ただ、今32歳。30代後半〜40代を迎えるくらいで、壁が来るのかなと感じています。怖くてパラパラとしか読めていませんが、『フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?』という本があります。独立してからあまり苦労なく、運と縁でやってこられた感があるので、そういう点ではいつか分厚い壁に阻まれるのでは、という思いはあります。ただ、そうならないよう、壁を目の前にしても乗り越えられるよう、今できることを真剣にして、肥やしにしようとはしています。


3. 今後の目標は、「好きな人の書籍を出すこと」

-今思い描いている一番の夢はなんですか?

自分が好きな人の書籍を出すことですね。企画や編集協力として関わってみたいです。プロレスや相撲が趣味として好きで、好きな選手もたくさんいます。プロレス界、相撲界だけでなく、一般にも浸透してほしいと思う選手も多く、彼らをWeb媒体で取材したり、連載のお手伝いをしたりなど、仕事仲間として付き合っています。彼らを著者として打ち立てた書籍の企画書を出版社に出すこともあります。彼らとの良好な関係性を維持し、Webでの仕事を続けるうちに、書籍につながるチャンスがあればと思っています。

-まさに、自分の好きな人の書籍を出すなんて、編集者の醍醐味ですね。自分の得意なことで好きな人の役に立てるのは、本当に幸せなことだと思います。

「一回り年下のプロアスリートくんとデニーズでお茶をしたときの写真です。いろいろな感覚を知れるので世代も職業も違う友達ができるのは楽しいです」


4. 仕事とプライベートの両立

-フリーランスの方の生活スタイルが気になる読者の方も多いと思います。池田さんは平日の仕事終わりやお休みの日をどのように過ごしていらっしゃいますか?

平日はオンオフをあまり意識していなくて、日中用事を済ませた後、寝る直前まで仕事をしていることもあります。18時に仕事を切り上げて飲みに行って、帰宅後酔いをさましてから夜中に仕事をすることも。ただ毎日、必ず本を読んでから寝るようにしています。

休日は平日と変わらずオンオフの意識がないので、やるべき仕事をする日もあります。平日のほうが仕事量が多いので、休日のうちに終わらせておきたい仕事もあります。人とごはんに行ったり、プロレスや映画を観にいったり、家でひとりで本を読んだり、という過ごし方が多いです。

「新潟で観た新潟プロレスの試合の写真です」

-お忙しい中でも、ご自身の趣味の時間はしっかり取っていらっしゃるんですね。まさにフリーランスとしての理想の生き方だと感じました。

お仕事とプライベートを両立する秘訣はありますか?

あまりプライベートと仕事、という分け方をしていません。フリーランスとして生きているから、というのもあると思いますが。あまりストレスもたまらないので、お風呂に入ったり、寝る前に深く呼吸しながらストレッチや筋トレをするくらいで、かなりリラックスできます。また、目が疲れやすいので、レンジで温めたタオルをまぶたの上に載せるだけでもリラックスできます。


5. 「長生きしたくないから、短く、濃く生きる」

-池田さんの中でこれだけは譲れない、人生で一番大切にしていることをお聞かせ下さい。

自分がしたいように生きることですね。繰り返しにはなりますが、あまり長生きしたくないので、短く、濃く生きたいと考えています。だからこそ、誰かや何かに左右されるのではなく、自分の気持ちに正直に生きたいなと考えています。

-池田さんは達観していらっしゃるからこそ、お話伺っていてすごく安心感があります。そんな池田さんの人生観に影響を与えた、ロールモデルのような方はいらっしゃいますか?

複数います。挙げるとすると、小松成美さんと雨宮まみさんです。小松さんはノンフィクション作家という職業に憧れますね。彼女が興味のある人たちの本を書き、彼らの人生を世に伝える素晴らしい仕事をしています。雨宮さんの作品は多くの人の気持ちを支え、救っていますが、自分自身も誰かのためになるものを生み出せたら、この世界に生きる意味を感じられると思っています。

-なるほど…!誰かのためになるものを生み出すというのは「DRESS」でも実践していることですね。池田さんが人生を通して叶えたいことは何ですか?

自分が関わった制作物を読んで、生きる希望がわいたり、前向きな気持ちになれたりする人がいるなら、それ以上のことはありません。そのためにも「いいもの」を作りたい。いいものを作るには自分が楽しむことが大事だと考えます。だからこそ、好きな人たちとものづくりをしたいです。


6. 「生きるのはしんどい。だから楽しむ工夫をする」

-21世紀を生きるすべての女性へのエールをこめて、池田さんにとっての「人生」とは何かをお聞かせ下さい

人生はつらいです。暗いことを言うなと言われそうですが、生きるのってしんどくないですか……?もちろん楽しいことはたくさんあるし、私は日々笑っています。それでも、なんだかんだ大変なこと、疲れることも少なくない。ただ、生まれてきたからには、なるべく笑いの量が多い人生を送りたい。そう思って、人生を楽しむ工夫をしています。工夫はできると思います。仕事だったり人間関係だったり、自分次第でなるべく面白い方向に持っていくことはできる。自分の人生でいろいろ試しながら、楽しく生きる工夫をしています。

-「生きるのはしんどい」一旦素直に、ネガティブさを受け入れることで、「だから、楽しもう」と本当のポジティブさを身につけられるのかな、と感じました。

最後に、まさに今「やりたい事」に向かって、一歩を踏み出せずに悩んでいる女性に向けて、メッセージをお願い致します!

しつこいようですけど、人生は一度きりです。失敗しても大したことないです。むしろ失敗したほうが勉強になるし、話のネタにもなります。だから失敗を臆せずに踏み出してみてほしいです。踏み出せずに踊り場で足踏みしているのは時間を浪費しているようにも感じます。ぜひみなさん、思い切って挑戦してみてください。


▷池田園子さんのレッスン情報

池田園子さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!
SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。レッスン名:売れっ子に学ぶ!【女性ライター・編集者の働き方】トークセッション
開催日時:2018/09/08(土) 16:00-18:00

開催場所:SHElikes 表参道 新オフィス(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-inc.jp/likes/courses/152/lessons/242?utm_campaign=18090816&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares


売れっ子に学ぶ!【女性ライター・編集者の働き方】トークセッション | SHElikes(シーライクス)21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブ

第一線で働くライター・編集者の女性3人が、働き方やこれからのキャリアについて話します。 <br> ◆どうやってライターになったの?    最初の仕事をゲットする方法、副業でライターをするお作法 ◆どうやって、仕事をつくる?    営業や人脈づくり、企画、価格設定で気をつけていること ◆ライフステージが変わっても、楽しく働ける?    結婚や出産のリアルな影響や、困ったときの解決法 ◆食べていけるライター・編集者になるには      ライターとして気をつけたいこと、これからのキャリアステップ <br> 最後には質疑応答や交流の時間もあるので、疑問を解消しつつ、同じ志の仲間と出会えます。 モデレーターは、SHEでライティングコースを受け持つライター・編集者の菅原さくらさん。 ゲストに、Webメディア「DRESS」編集長・池田園子さんと、副業からライターをはじめて活躍されている小沢あやさんをお迎えします。 <br> <概要> 16:00 START・登壇者紹介 16:10 トークセッション 17:30 質疑応答&終わりしだい交流会 18:00 CLOSE

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▷編集後記

「人生は一度きり」というメッセージが勇気をくれるインタビューでした。生きるのってしんどいと思う瞬間、実は私にもあります。一度そういう気持ちを肯定して受け入れて、人生を楽しむ工夫を考えてみるというのも私にはない考え方でした。読者の皆様も、しんどいと感じたときは今回のインタビューを思い出して、どうしたら面白い方向になるのか考えてみてはいかがでしょうか。きっと新しいアイディアが浮かぶはず…!



池田 園子

DRESS編集長。楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは人間の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。趣味のひとつはプロレス観戦。DRESSプロレス部 部長補佐を務める。著書に『はたらく人の結婚しない生き方』がある。


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