幸せな結婚は、幸せな自分から。【ミレニアル世代のパートナーシップ概論】

コラム

初めまして。塚越悦子と申します。

2017年の12月、SHElikesでのレッスンをさせていただいた際のインタビュー記事では、国連やJICAで国際協力の仕事をしたのちに、アメリカ人の夫と国際結婚をして渡米し、現在のパートナーシップ・コーチの仕事を始めるまでの経緯を書いていただきました。

https://she-inc.themedia.jp/posts/3415752

2010年に「国際結婚一年生」(主婦の友社)を出版し、国際結婚をしたい方や、既にされているカップルのご相談にのってきました。また、2016年に「異性の心を上手に透視する方法」(プレジデント社)を翻訳出版しています。恋愛や結婚、パートナーシップについてのご相談を受け、皆さんのお悩みについて一緒に考えて日々を過ごしています。

今回ご縁をいただき、SHEsharesのライターのお仲間に加えていただくことになりました。恋愛とキャリアの両立や、人生プラン、そしてパートナーシップをテーマに、本連載を書いていきます。どうぞよろしくお願いします。

ミレニアル世代の結婚観・日米比較

突然ですが、皆さんは結婚についてどのように考えていますか?

つい最近目にしたアメリカでの調査によると、ミレニアル世代は、ほかの世代に比べて「結婚までの交際期間が長い」という結果になっています。

アメリカでのほかの世代の平均は交際5年。ミレニアル世代は6.5年という平均年数だそうです。

その調査結果を紹介した記事では、これについて様々な理由も述べられていますが、そのひとつは「ミレニアル世代は、自分がどんな人間なのかをさまざまな体験を通して学び、自己を確立させたいという欲求が高い」というものでした。

そのため、学生時代にパートナーに出会っていたとしても、すぐに結婚はせず、一緒にキャリアを積んでから……というケースもあるそうです。

これはアメリカでの調査結果なのですが、私はこの記事を読んで、「6.5年というのは交際期間としてはけっこう長いな……。」と感じました。私のところにご相談にいらっしゃる女性は、20代から50代と幅広い年齢層なのですが、「できるだけ早く結婚相手を見つける」という意味での婚活をされていたら、これは長すぎる……という方もいると思います。

日本ではどう考えられているのか?というと、「ミレニアル世代は早婚願望が強い」という調査結果があります。

そして、その理由として「日本の経済成長が見込めないから先行きへの不安が大きく、人生の不確定要素を早くつぶしてしまいたいのではないか」というものがあげられていました。

2011年に東北大震災が起こったあとも、結婚する人が増えたそうですが、「ひとりでは不安だから家族がいたほうがよい」と考えた人が多かったから、ということも言われています。

これらの「ミレニアル世代の結婚観」を読んで、どのように感じますか?

私が結婚した理由

私自身の結婚についてお話ししますと、今年の5月で結婚して16年になりました。彼と出会った当時、私は国連機関の日本の事務所で働いていました。

「この人がライフ・パートナーだ」と思った理由はいろいろあるのですが、「なぜ入籍する形での結婚をしたか」と問われれば答えはシンプルです。

彼と同じ国に合法的に住むためには、滞在ビザが必要でした。お互いにコミットメントのある関係だったので、それならば「正式な夫婦」になり、移民ビザを申請することが理にかなっていたからです。

実は、彼と出会うまでは「籍を入れる形での結婚はしないかもしれない」と思っていました。結婚して夫婦のどちらかが姓を変えなければならないのはいかにも時代錯誤に感じたし、その紙切れ1枚でいろいろ制約が生まれるような気がしていた、という理由からです。

相手がたまたま外国人だったために、ふたりの関係をきちんと定義する必要に迫られたということは言えると思います。

結婚しても、しなくても

もし彼がずっと日本にいる人で、かつお互いにライフ・パートナーとしてコミットしたというシナリオだったら、私は今でいう「事実婚」はしても、入籍していなかった可能性は高いです。

実際に、事実婚のカップルは増えているし、入籍した夫婦であるかどうかを気にする人もいないでしょう。

そして、もう少し時代が進めば、「(事実婚を含めて)結婚しているかどうか」を気にする人ももっと少なくなるのではないかと感じています。

私は仕事柄、結婚したいのに、パートナーが見つからずに長い間苦しい思いをしているという人に数多くお会いすることがあります。世の中に「結婚」という仕組みがなかったら、こんなに苦しむ人は減るのではないか?と思うほどです。

中には、長期的にお付き合いしている人がいるのに、相手に結婚願望がないので「自分は結婚したい、でもその人とはできないので別れた」ということも。

結婚はそもそも社会の仕組みを便利にするために作られた制度なはずなのに、その存在があまりにも大きくなりすぎて、そのために自分の人生を自由に生きられない人がいるのではないか?という思いもあります。

そこで、この連載では、「結婚するため」というよりも、「幸せなパートナーシップ」の中身にフォーカスして、出会いから交際、そしてコミットメントについて、書いていきたいと思います。

次回もどうぞお楽しみに!

SHEsharesライター 塚越悦子

 

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