「『食』を『デザイン』で魅力的に伝えたい」マルチに活躍するスイーツプロデューサーの、憧れを仕事に変えるまでの道のりとは

現在、ロースイーツの製作や販売、名刺やロゴのデザインまでマルチに活躍されているHALU(はる)さん。自分の経験から学び取り、女性たちの食への意識についてさまざまな角度からアプローチされています。学生時代から明確なビジョンを持ち着実に実績を積みながら、自分だけにしか発揮できない価値を見出してきた彼女の、憧れを仕事に変えるまでの道のりとは。21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、HALUさんにお話を伺いました。

1.ロースイーツとデザインの仕事で「価値観をシェアしたい」

ースイーツからデザインまで、マルチに活躍されていますよね。お仕事の内容について詳しくお聞かせください。

自分が問題だと感じるものを解決したいという思いから、ビューティーライフデザイナーをしています。最近は主に、「食」と「デザイン」の仕事をメインに行っています。「食」の仕事は、作ったロースイーツをマルシェなどで販売したり、季節のイベントに関する講座の先生をしたりしています。食育にも力を入れたくて、今は農家さんを訪れるツアーや、地元の葉山で無農薬の野菜を使った女性向けパーティーを行っています。「デザイン」の仕事は、名刺デザインとロゴ作成が多いですね。土日はイベントやスイーツ関連の仕事、平日はデザインやライティングの仕事、と曜日で分けています。

ーすごく楽しんでお仕事をなさっている様子が伝わってきます。なぜ、食育にも力を入れたいと思われたのですか?

女性たちと、その女性たちが授かる子どもの健康を守りたいと思ったからなんです。大抵の女性は、子どもを授かったあとに食に興味を抱きますよね。けれども、それでは遅いと思うんです。若いうちから食に気を付け、今以上に健康に配慮していれば、より健康的な子どもを授かれるでしょう。自分と同世代の女性たちに「良いな」と思うものをシェアすることで、女性たちと、未来の子供たちの健康を守れたらと思っています。

2.大好きな「食」を「デザイン」で魅力的に伝えたい

ースイーツの製作や販売だけでなく、ツアーや食育などさまざまなことに取り組まれているのですね。「食」という分野を選択された理由をお聞かせください。

「HALUさんが作ったケーキたち」

中学生の頃からスイーツ作りが好きで、もっとヘルシーなスイーツを作れないかな?と思っていました。
実は、学生時代にストイックなダイエットをしていた経験があるんです。カロリーのないものだけを食べていたので痩せていましたが、反対に心は豊かでなくなってしまって。自分は間違っていたと気が付き、食に興味を持ちました。ちょうどその時に、ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントをしていたエリカ・アンギャルさんの本を読んで、間違ったダイエットをする女性の食に対する意識を自分の得意分野で変えたい、と思ったんです。
そして今は、自分の得意分野で、興味を持ってもらいやすい「スイーツ」を通して、女性の食に対する意識を少しずつでも変えられるよう、日々精進しています。

ー「食」と「デザイン」は全く違うものに見えますが、なぜ大学では「デザイン」を学ぼうと決意されたのですか?

受験当時は「みんなは何のために有名大学に行くのだろう?」と疑問でした。私は好きなことしか出来ない子だったので、偏差値や周囲の目のためには頑張れないなと感じていて。そんな時に美LIFEクリエイターの長谷川朋美さんのブログに出会って、自分も人に伝える方法をもっと勉強したいと思いました。食に対しての知識や技術は独学で手に入れようと決めていたので、食をどう魅力的に伝えるかを学ぶために、昭和女子大学のデザインプロデュースコースに進学しました。大学では資生堂さんのヘルスケア事業部と商品のリブランディングをするなど、企業とコラボしてプロデュース活動をしたり、自分で企画しデザインに落とし込む、という実践的な授業が多く、卒業後の自信につながりました。

ー食やデザインのスキル獲得を通して苦労したことや、それをどのように乗り越えられたかお聞かせください。

私は小さい頃から「習うより慣れよ」タイプなのでとにかく実践を繰り返すことを心がけていました。スイーツ作りも、何回も試作を繰り返していました。ただ、スイーツの原価はかなり高いのでオーガニックの安い仕入れ先を探すなどの工夫をしていました。

ーとにかく実践を繰り返され、独学でスイーツを習得されていますが、すごいですね。

今はインターネットで欲しい情報を手に入れられるので、すごく恵まれていると感じます。お金をかけなくても学べる時代なんです。もちろん資格取得は大事ですが、時間もお金も限られているからこそ、とにかく実践してみる。そしてそれをSNSなどでアウトプットをすることが重要だと思います。

「ホワイトデーに販売したチョコレートセット」

3.親を説得するなら、まずは実績を作ることから

ー新卒として独立される際、親御さんや周囲から心配されたエピソードはありますか?

保守的な家庭だったので、親からは「良い大手企業に就職しなさい」と言われていましたね(笑)。
けれどもそれは、私一人で何かを成し遂げた実績がないからだ、と思っていました。たとえば私が子供を産んで、その子が何もせずに「個人でやる」なんて言ったら心配しますから。自分に実績がなければ、親は認めてくれないのだと改めて認識し、大学卒業を翌年に控えた9月には、親に自分のビジョンと今までの実績を併せてプレゼンしました。親の心配する気持ちに対抗するのではなく、汲み取ったうえで説明をすることが大事です。学生の時からアクションを起こし実績を作ることが、親を説得するための第1歩になると身をもって感じました。

ーお仕事をなさる上で感じた苦労は、どのように乗り越えられたのでしょうか。また、実績をどのように作られたのかも併せてお聞かせください。

就活前に親に認めてもらうためには今から行動しなければと思い、まず大学3年生の3月にセブ島に1ヶ月留学をして、ITスキルを身につけたかったのでプログラミングの勉強に打ち込みました。
大学4年生では、デザインを受注してマネタイズをするようになりました。いきなりたくさんのお仕事とお金をいただくのは難しくても、受注し納品し、クラウドソーシングや知人のツテでいただいたお仕事を着実にこなすことで、お仕事もお金もいただけるようになりました。

SHElikes表参道教室にて撮影」

4.自分だけにしか発揮できない価値を磨き、人に会うことが大事

ー学生時代から明確なビジョンを持ち、着実に実績を積まれてきたのですね。今後についてはどういったビジョンをお持ちでしょうか?

私が1番大切にしている価値観は「Think Globally,Act Locally.」です。学生時代にカンボジアの医療団体に所属していた経験があり、環境問題やシビアな社会課題にもすごく興味を持っています。世界的な問題を考えることは大事だけれど、アクション自体は足元から。まずは周囲を幸せにすることから始めようと思いました。周りの人を幸せにするためには、まず自分が幸せでなければなりません。自分が得意とする「食」という分野なら自分もハッピーですし、シェアすることで周囲もハッピーにできると考えています。

「地元・葉山で収穫した野菜たち」

ー好きなことを仕事にしたいと考えている女性たちに、初めの一歩を踏み出すための応援のメッセージを頂戴できれば幸いです。

今の時代、良い大学を出て良い会社に入ったからといって、それが一生続く保障はありません。だからこそ、自分だけにしか発揮できない価値を磨くべきだと思います。
学生の方は、相談する相手を間違えないことが重要です。激動の時代ですから、親世代と私たち世代の生き方や働き方は別世界のものだと言ってもいいほど違います。学生の方には、自分が目指す方向にいる人やヒントになりそうな人に会って話を聞いてみることに時間を費やしてほしいです。会うことを躊躇してしまう人もいますが、社会人から見れば学生は可能性にあふれていますし、学生というだけで応援したくなるので、積極的に会いに行くことをお勧めします。実際に目で見て確かめることが生き方のヒントになりますし、人との繋がりも増えていくはずです。

ーHALUさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

▷HALUさんのレッスン情報

そんなHALUさんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「みんなで作ろう!アフタヌーンティーパーティー

開催日時:2017年9月10日(日) 14:00~16:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-works.jp/likes/?utm_source=owndmedia&utm_campaign=interview&utm_content=20170907_001



▷編集後記

HALU様の声色やことばの端々から伝わってくるしっかりとした足取りや強い信念に突き動かされ、走り出したい気持ちに駆られました。食やデザインの分野にとどまらず、さまざまな場所で女性たちを明るく照らす光のような存在なのだろうなと感じられて、HALU様に出会えたことをとても嬉しく思います。これからもご活躍される姿を楽しみにしております。


SHEshares編集部 めくばせ

HALU(はる)

ビューティースイーツクリエイター。地元葉山町でのライフスタイル提案型イベント、マルシェでのヘルシースイーツ販売・講師、オーダーメイドのロースイーツ(小麦、砂糖、卵、乳製品を一切使わず、48℃以上の加熱をしないスイーツ)ブランドを展開する傍らグラフィックデザイナーとして活動中。FiNCオフィシャルアンバサダー。

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